【ウインターカップ2024】桜花学園の阿部心愛&白石弥桜「桜花学園らしいバスケを徹底して優勝したい」
「苦しい時に自分たち3年生がブレちゃいけない」
──U18日清食品トップリーグでもウインターカップ予選の決勝でも、去年に比べて頼もしくなり、堂々とプレーしているという印象がすごく大きかったです。 白石 それはうれしいです! 私は自己肯定感が低めと言うか、あまり自信がないので。頼りないと言われることもあるし、だからそうやって言ってもらえるとうれしいです。 阿部 照れてる(笑)。 白石 「頼りない」と面と向かって言われるわけじゃないんですけど、自分でそう思ってるというか。阿部さんはなんかドーンとした存在感、インパクトがあるじゃないですか。 阿部 ないよ!(笑) 白石 プレーも含めた存在感みたいなものが私にはないと自分で思ってるので……。でもこれからは自分がやるべき場面でちゃんと存在感を見せられるよう頑張ります。 阿部 試合中は自信がないようには見えないよ、本当に。 白石 最近は負けず嫌いが出ているかも。それこそ大会が近くなって気持ちが入って来ているのかもしれません。負けるのはそもそも悔しいし、練習の一つひとつでも負けたくない。アシスタントコーチの白慶花さんに負けるのも悔しいんですよね。 阿部 練習に慶花さんが入ってくれるんですけど、そのマッチアップで燃えてます(笑)。 白石 この前、練習でブロックされた時に慶花さんが「よォォォし!!」って。それを悔しがってたらどんどん煽ってくるようになったので、それが悔しくて次の日に3回ブロック決めてやりました(笑)。 阿部 決めた時の喜びようはすごかったですよ(笑)。 白石 やっぱりWリーグの経験があるのでパワーもものすごく強いし、全力でぶつかってすごく良い練習をさせてもらってます(笑)。 ──去年のウインターカップでは岐阜女子に大逆転負けを喫しました。あそこからどんな気持ちで1年を過ごしましたか? 阿部 去年負けた原因は3ポイントシュートを何本も決められたことだったので、ディフェンス力を全体的に上げることを個人の目標としてやってきました。脚力をつけること、手の使い方、自分のマークマンがボールを持っていない時のディフェンスの位置を工夫するとか、そういうことを1年間意識してきました。 ──チームリーダーの自覚は、どのようにして生まれましたか? 阿部 私は去年から試合に出ていましたが、頼もしい先輩がたくさんいて、ありがたいことに気負わずにプレーできていました。でも3年生になって、最近はパワーフォワードをやるようにもなって、4番の重みと最上級生の重みを感じながら、自分が引っ張っていく自覚は結構持てていると思います。大事なのは、こちらの流れじゃない苦しい時に自分たち3年生がブレちゃいけないことです。去年は正直そこまで「自分で行こう」と思う気持ちがなかったんですけど、今は「自分が行かなきゃ」と思っています。 白石 私も去年は福王さんがいて、先輩の話を聞いてそのプレーに合わせることを意識していました。今年は3年生になって、インサイドで一緒に組むのが下級生になることも多くて、自分から伝えていかなきゃいけないとすごく思っています。共通認識を持って動かないといけないし、それは自分の考えを分かりやすく伝えるところから始まると思っていて、そこは今年になって大きく変わった部分です。私はこれまでの経験で留学生とマッチアップしてきた回数も多いし、自分の役割はそこだと思っているので、頑張ります。
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