【41歳で貯金4000万】定期預金はお金の流れがシンプルでわかりやすいのがメリット
子育てをきっかけに、時間と家事に追われる暮らしをやめたいとミニマルな生活を始め、貯金4000万円を達成したという森秋子さん。 【画像を見る】貯金をしたい人が実践すべき新習慣!お金に頼らず1日を過ごす「ノーマネーデー」とは? 彼女が実践した「無理をせずにお金が貯まる」生活の知恵とヒントを自身のブログで掲載したところ、2019年に国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)に保存されるブログのひとつとして選ばれたんだそう。 そんな森さんが、ミニマルに豊かに暮らしていくヒントを教えてくれます。ぜひ参考にしてみてください! ■シンプル・イズ・ベスト。定期預金で4000万円 私が4000万円の貯金を作った方法は、とてもシンプル。毎月の収入から貯金額を先取りするスタイルです。そして先取り貯金の残りでやりきる!だけのシンプルルール。 余ったら貯金というのは、意外に複雑で、きちんと家計簿をつけないと、月々どれくらい余るのか予測できず、使うお金の実態もつかみにくくなります。私は家計簿をつけないざっくり管理派なので、今のところ「先取り」に勝る方法はありません。 「先取り」の方法もシンプルで、月々の生活費を夫からもらったら、それを普通預金に。そして私の収入はすべて定期預金に回しています。毎月の月頭には銀行に行き、それぞれの口座にお金を振り込み、通帳に記帳するのが習慣です。 定期預金を選んだ理由は簡単で、仕組みがわかりやすいからです。そして、暗証番号だけでは引き出せずに、通帳と印鑑を持って銀行に行かなければ引き出せないなんて、この時代に「めんどくさい」ですよね。だからこそ、これが私の貯金を守ってくれます。 なにより、通帳をパッと見るだけで数字が明確に増えていくので、貯金に対するモチベーションが上がりやすいのが最高です。 毎月頭に通帳を記入しては、夫に「こんなにザクザク貯まったよ。すごい」とか報告しています。正直ちょっとキツいかもなんて月もありますが、その予算でやってみるのもゲーム感覚。工夫するのが楽しいです。 お金の流れがシンプルでわかりやすく、家計の管理も見えやすくなるのが定期預金のいいところ。私にとっては、定期預金こそがシンプル・イズ・ベストな貯金方法だったというわけです。 ■予定外の出費には、あえて「借金」をする 月々の生活費は、定期預金と普通預金をあわせたメインバンクの口座の普通預金に毎月1ヶ月分の生活費を入れています。 基本的には生活費は予算内でやりくりして、余ったら翌月定期預金に入れ、普通預金の口座は毎月ゼロリセットしています。こうして、一度リセットして新しく始めるほうが、私にはあっているようです。 予定外の出費のときも定期預金は崩しません。ではどうするかというと、あえて「借金」をします。といっても、自分の定期預金口座からの借り入れをするのです。あまり知られていませんが、定期預金を持っていると、それを担保に定期預金を崩さずに銀行から低金利で借り入れができるのです。リボ払いやキャッシングと比べると雲泥の差で使いやすいです。 借入ですから、通帳の明細にはマイナスとしてしっかり記録されます。こうして負債が「マイナス」となってはっきり目に見えることで、使いすぎのチェックにもなるのが気に入っています。 そして翌月には、先取り貯金の額を減らして、借入分を返済します。 定期預金を崩さずに、あえて「借金」をする。この仕組みがシンプルで気に入っています。 ものの少ない家でシンプルに暮らすことは快適そのもの。お金に対する考え方も同じで、シンプルでわかりやすいと心地よく感じられます。無理せず楽しく、やりたいことには投資する気持ちを大切にしながら、焦らずにのんびりと歩いてきたのが「私のお金道」です。 ※本記事は森 秋子著の書籍『ミニマリスト、41歳で4000万円貯める そのきっかけはシンプルに暮らすことでした。』から一部抜粋・編集しました。