強豪校1年生に喝采「さらに伸びる」 3年生から先発奪取も…「チーム崩壊」の悔やまれるミス
履正社高校1年生タレント高屋敷永輝が悔やんだ1プレー
第103回全国高校サッカー選手権大会大阪府予選決勝。履正社のスターティングラインナップを見ると、4人もの1年生が名を連ねていた。 【写真】「かわいすぎる」と話題 天才17歳と顔を寄せ合いラブラブの美人彼女 その1人である右サイドバックの高屋敷永輝は、「これからさらに伸びる可能性があるよ。本当に楽しみな選手」と平野直樹監督が大きな期待を寄せる存在だ。 就任22年目の平野監督は履正社を創部から全国屈指の強豪校に仕立て、町野修斗(ホルシュタイン・キール)というワールドカップ戦士のほかに林大地(ガンバ大阪)、田中駿汰(セレッソ大阪)、平岡大陽(湘南ベルマーレ)ら多くのJリーガーを輩出。履正社の前はガンバ大阪のアカデミーで宮本恒靖、稲本潤一らを指導した経歴を持つ。その平野監督が期待する選手に真っ先に名を挙げたのが高屋敷だった。 大阪出身の高屋敷はサイドバックとして高いアップダウン能力とクロスの質などを平野監督に評価されて履正社にやってきた。 当初は1年生チームに所属し、「一番戸惑ったのはビルドアップ。どんどん高い位置をとって仕掛けるプレーだけではなく、周りを見て連動しながら上がっていくことを学んだ」と、課題をすぐに見つけ出して意図的に取り組んだことで、夏を境に一気に頭角を現していく。 選手権予選2週間前にAチームに昇格すると、予選ではいきなりスタメンに抜擢された。しかし、阪南大高との決勝戦、彼は今も悔やんでも悔やみきれない判断ミスをしていた。 0-0で迎えた後半13分、阪南大高が左サイドでワンツーを仕掛けてきた時、高屋敷はそのワンツーを読んで、落としたボールに食いついて行った。しかし、先に相手に触られ、さらに高屋敷の裏に出来た広大なスペースにボールを大きく出されると、そのまま入れ替わられてペナルティーエリア内までボールを運ばれてしまった。慌てて背後から食いつこうとするが、そのまま余裕を持ってマイナスの折り返し。これをMF福本一太に蹴り込まれて先制点を許した。