食料備蓄のススメ : ニッポンドットコム外国語担当スタッフが実食!「非常時でなくても食べたい非常食」
9月1日は「防災の日」。年に一度、備蓄品を見直すいい機会だ。自然災害の多い日本は非常食もバラエティーに富んでいる。「食べたことがない」というニッポンドットコムの外国語担当スタッフが試食。果たしてその感想は? 2024年8月8日、日向灘(宮崎県東方沖)を震源とする地震があり、南海トラフ地震の臨時情報(巨大地震注意)が発令された。ニッポンドットコムのフランス人スタッフが、日本に住む同郷の友人に「地震への備えはあるか」と尋ねたところ、「何もしていない。何をどうしていいか分からない」との返事だったそう。かくいう本人も、似たようなものらしい。
どう対策すればいいかさっぱり見当がつかない人は、東京都の「東京備蓄ナビ」(日・英2カ国語)にアクセスしてみよう。都民でなくても利用でき、個人を特定する情報は入力不要なので気軽に試せる。「3つの質問」に答えるだけで自分や家族に必要な3日分の備蓄品が分かり、アマゾンなどのショッピングサイトへ遷移して購入も可能。保管スペースやコストを考えると、全てそろえるのは難しいかもしれないが、目安にはなる。 東京都だけでなく、多くの自治体や団体が備蓄品のチェックリストを提供している。住居や職場のある地域の災害対策サイトを確認すると、その地域の気候など実情に合った情報が得られるだろう。
備蓄品の中でも、最低限確保したいのが、水と食料だ。ガスや電気が使えなくても、栄養がとれ、なるべくおいしい物を食べられると、非常事態に耐える元気がわいてくる。 ただ、外国人にとって日本の非常食は不案内だろう。そこでニッポンドットコムでは、防災の日を前にさまざまな非常食を用意し、外国語担当のスタッフに向けて試食会を実施した。
非常食は常温で保存できる期間が3年から5年ほどと長い。今回用意した商品のうち、最も保存期間が長いのは「フリーズドライご飯【炊き込み五目】」(永谷園)で、賞味期限は「2032年7月」とあった。