セブン&アイ3~8月期決算会見(全文1)決算概要と中期3カ年計画を発表
イトーヨーカ堂の店舗の方向性
次のページをお願いします。ここでイトーヨーカ堂の店舗の方向性を整理さしていただきます。まず閉店に関しましては、営業のキャッシュフローの状況、築年数、地域性を考慮して選定して20年度までに40店の閉店を実行していきたいと思っています。 ヨーカ堂を店舗フォーマットで、大別しますと、アリオ、GMS、食品特化型に分かれます。それぞれ16年度期初の店舗数をグリーンのマーキングのところに記載してございます。その後、16年度。17年から20年度に閉店する店舗をタイプ別に記載して、20年度末にどのような形態になっているかを示しております。 そして店舗フォーマット別の方向性ですが、アリオに関しましては上期実績の営業利益率が2%でしたが、テナントの入れ替え時に自営面積を縮小し、優良テナントの誘致を図ることで、営業利益率3%は達成可能と考えています。やはり自営中心のGMSをどう変革するかがヨーカ堂を浮上させる鍵となります。閉店店舗はGMS中心となりますが、残る2020年度末の107店舗。これを具体的にどう変えていくか。スケジュール感を含めまして、次のページで整理しております。 閉店後、残る107店のGMSにつきましてはテナント導入による店舗構造改革と、不動産再開発を推進することにより、バリューを上げていきます。具体的に目指す姿としてアリオ化する店舗を10店舗、テナントミックス型店舗として30店舗を構造改革として推進してまいります。ちなみにアリオ化とテナントミックス型の差は店舗面積の差です。アリオ化は5000坪以上、テナントミックス型は5000坪以下と定義しております。 そして残りの67店舗は、不動産再開発を中心に検討してまいります。こちらは商業施設としては食品特化型への再生プランを考えておりますが、19年度までに6店舗の実施は確定しております。新会社、先ほど申し上げました不動産管理の新会社立ち上げ後、外部のデベロッパーの方にもお力をお借りして再開発のプランニングに着手し、進めていきたいと考えております。