【米国株ETF】S&P500連動ETFでFIREした投資術を公開! 最高値から短期間で10%以上急落したとき、市場が“総悲観”のときに「勇気を持って買う」のがコツ!
【米国株ETF】資産6億円の個人投資家・たぱぞうさんがNISAにおすすめのETFを公開! 【図版】たぱぞうさんが参考にする「VIX指数」と「フィア・アンド・グリード指数」とは? ●長期で成長を見込めるから安値は絶好の買いチャンス! “じぶん積立”と安値買いを組み合わせる方法がおすすめ 個人投資家のたぱぞうさんは、米国を代表する500社に投資するiシェアーズ S&P500 米国株ETF(1655)をメインに投資し、資産を増やすことに成功した。現在の資産は6億円にも達する。 「S&P500という指数は『4四半期連続で黒字を維持していること』などが指数組入の条件。長期的な成長を期待できます」(たぱぞうさん) となると、一時的な下落は安く買うチャンス。値上がり益重視のたぱぞうさんは2020年以降、ETFの機動性を生かし、iシェアーズ S&P500 米国株ETFを安値を狙って購入してきたという。 ここからは、S&P500に連動するETFが安値かどうかを判断するたぱぞうさん流の3つの狙い目を紹介していこう。 狙い目①は「最高値から10%以上急落したとき」だ。 「S&P500はコロナ・ショック時に、1カ月間で最高値から35%以上も下落しました。そこで、すかさずiシェアーズ S&P500 米国株ETFを大量購入。その後の急速な回復で、利益をゲットできました」(たぱぞうさん) 狙い目②は「S&P500の予想PERが20倍を下回ったとき」だ。PER20倍を下回っていたら、割安と判断できる。たとえば、2022年のS&P500は、年始の高値から10月にかけて約28%も下がった。ただ、じりじりと下がっていったため、2022年1月の最高値からの下落率だけで買い時を探るのは難しかった。この時、S&P500の予想PERも見ておけば、6月や9月の20倍を切ったタイミングで安く購入することができたという。 狙い目③は「投資家心理が冷え込んだとき」だ。たぱぞうさんは「VIX指数」と「フィア・アンド・グリード指数」の2つを参考に判断する。 具体的には、VIX指数は30を超えると、フィア・アンド・グリード指数は25以下になると、市場の警戒感が強まり、リスク回避で株が売られやすい。たぱぞうさんは、こういうときこそ底値近くで買えると考え、積極的に買い進めるという。 2024年8月の急落を振り返ると、7月の高値から約10%下落し、VIX指数は一時65以上をつけており、2つの狙い目から買いチャンスだった。 実際にたぱぞうさんが買い増しをしたポイントを記したのが以下のチャートだ。 一方で、たぱぞうさんは「安値にこだわりすぎないで」ともアドバイス。 「直近の相場は強く、下落を待っているうちに高値を更新してしまう可能性があります。そのため、初心者は積立しながら、安値で買い増しするスタイルがおすすめです。これなら『安値のタイミングを掴めず、NISA枠を使えなかった! 』という、もったいない事態も避けられます」(たぱぞうさん) 低コストと流動性の高さに注目して、たぱぞうさんがおすすめするのはS&P500型2本とナスダック100型1本だ。S&P500型はiシェアーズ S&P500 米国株ETFのほか、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)も低コストで規模は大きい。 ナスダック100型はS&P500よりハイテク株の比率が高く、リスクも高まるが、より大きな値上がり益を狙える。NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF[NF NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型](1545)などに注目してみよう。
ザイ編集部
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