工藤会トップら逮捕「頂上作戦」10年「小倉北区は安全な街に向かっている」…勢力が大幅に減少
福岡県警小倉北署などは20日、「安全・安心 暴力追放大会」を北九州市小倉北区の北九州芸術劇場で開いた。地域住民ら約700人が参加し、「暴力団と戦うぞ」などとシュプレヒコールを上げた。 【地図】北九州市の位置
大会は、県警が特定危険指定暴力団工藤会トップらを逮捕した「頂上作戦」から今年で10年を迎えたことを受け、住民らに小倉北区の街の変化を感じ、今後も暴力追放の機運を保ち続けてもらおうと開催した。
大会では、磯辺芳文署長が県警の工藤会対策や約20年前と現在の治安情勢などについて講演。工藤会勢力が大幅に減少したことや、同署管内での暴行・傷害事件の認知件数が、2003年と23年を比較して半数以上減ったことを示すデータなどを紹介しながら、「小倉北区は安全な街に向かっている。今後もSNS型投資・ロマンス詐欺や繁華街の客引き行為などの治安課題に全力で取り組む」と述べた。