氏郷役・長島さん堂々と〝出陣〟 快晴に恵まれ氏郷まつり 三重・松阪
現在の松阪の礎を築いた戦国武将・蒲生氏郷を顕彰する第63回氏郷まつり(松阪市観光協会主催)が3日午前9時から、三重県の松坂城跡と中心市街地一帯で開催された。秋晴れの中、呼び物の武者行列をはじめ、楽市楽座、ステージイベントなどがあり、延べ約18万人(主催者発表)の来場者でにぎわった。 この日は城跡本丸で威勢よく勝どきを上げ、声高らかに〝出陣〟。長島正和さん(36)扮(ふん)する氏郷、妻の早織さん(36)=いずれも川井町=扮する冬姫をはじめ、本紙の松阪地域観光PRプロジェクトの「松阪小粋」の3人、少年少女武者、旗持ち、やり隊、鉄砲隊などに続いて、手づくり甲冑(かっちゅう)隊6団体も加わり、総勢約200人が勇壮ないでたちで市中を練り歩いた。 午後からは、氏郷と冬姫がそれぞれ馬と御車に乗り換え、笛や太鼓などの鳴り物とともに日野町交差点に設けられた中央ステージへ。手づくり甲冑隊の甲援隊、信長隊安土衆、勢州津高虎隊、姫路城甲冑隊、松阪手づくり甲冑愛好会、YOROI工房あいづが各地のPRを行った他、松阪鈴おどりや、マーチングパレードなどの披露もあり、市指定無形民俗文化財「松阪しょんがい音頭と踊り」で締めくくった。 蒲生氏郷公顕彰会主催で魚町の旧長谷川治郎兵衛家、本町の旧小津清左衛門家と豪商ポケットパークで行われた氏郷市民茶会も盛況だった。