「背中を丸めてフェース面の管理をする」これが飛ばしの秘訣!【水谷花那子のお悩み解決・後編】
「週刊ゴルフダイジェスト」でゴルルとして活躍する水谷花那子(気象予報士)はボールが飛ばないことに不満を抱いていた。それならばと12月31日号では、飛ばしレッスンを得意とする服部公翼プロに相談し、レッスンしてもらうことに。服部プロが言うにプラス10~20Yは十分に飛距離アップが可能とのこと。「みんなのゴルフダイジェスト」でも2回に分けてご紹介。飛ばないゴルファーにオススメのレッスン開始!【2回中2回目】 服部公翼プロが例に挙げた背中が丸まるザンダー・シャウフェレのドライバー後方連続写真(撮影/Blue Sky Photos)
飛ばしレッスン②フェース面の管理
水谷 体重移動ではなく、軸回転。イメージがつかめてきました。もうひとつの原因は、フェースが開くことでしたね。 服部 これも今のクラブにマッチした理論になります。 水谷 難しい理論は苦手です。わかりやすくお願いします。 服部 クラブは野球のバットと違い、すべて偏重心です。簡単に言えば、シャフト軸線上の右側に重心があるわけです。そしてクラブの中で最もヘッドが大きいのがドライバーです。ということは、大型ヘッドは、右に回りやすいのです。 水谷 右に回りやすい……。 服部 つまりドライバーはフェースが開きやすいんです。 水谷 あっ、なるほど。ようやく理解しました。 服部 クラブ全般に言えることですが、とくにドライバーはフェース面の管理が重要になります。フェースは開かせない、あるいは閉じたまま使う、そういう意識が必要です。できるだけフェースの開閉を抑えること。これがドライバーを使いこなす大きなテーマになります。 水谷 わかりました。どうすれば、フェースは閉じますか? 服部 まずは手や腕を使わないこと。手元が先行するほど、フェースは開くからです。そのうえで意識してほしいのが「背中を丸める」イメージです。 水谷 背中を丸める? 猫背になるってことですか? 服部 猫背だと姿勢が悪化する可能性があるので「背中を丸める」がベストです。背中が丸い状態が作れるといいことが2つあります。ひとつは水谷さんの欠点だった肩の開きが抑えられること。もうひとつは腕と体が一体化しやすくなります。その結果、手打ちが防げるんです。前述した脚を使った軸回転、そして背中を丸めたインパクト。この2つを組み合わせれば、飛距離アップへの道がきっと開けますよ。 水谷 やる気が出てきました。