つんく♂、「病気になってからでもできることは」 リスク検査の大切さ語る
音楽プロデューサーのつんく♂(56)が24日、東京都内で行われた「N―NOSEの最新研究論文発表会~がん再発モニタリングの可能性~」に出席した。 2014年10月に喉頭がんの治療のため、声帯を全摘出したつんく♂は、がん再発モニタリングとして土壌に生息する微小生物『線虫』を用いた世界初のがんのリスク検査「N―NOSE」を定期的に利用し、日々の健康チェックに活用してきた。 チャット形式でのトークショーでつんく♂は「病気になるまでは、どこかひとごとでリアリティーがなかった」「病気になってからでもできることは、再発の予防と早期発見」と自身の経験を踏まえたリスク検査の大切さを説明。採血やMRI、内視鏡などさまざまな検査とともに取り入れる「N―NOSE」についても「どの検査がファーストでセカンド、サードになるかはわからないですが、いろんな尺度から検査をするのはとても大事」と力を込めた。 手術から10年が経過し、「一度病気をすると安心な日が来るとは思えませんが、毎日ビクビク暮らすことの方が体に悪そう。できれば普段は忘れていたいですが、暴飲暴食や運動不足、なんでもOKというわけにはいかない」。つんく♂は「尿検査だけで体の負担も時間もかからないので、とても便利。体のどこかにがんがあることが分かるのであれば、そこから徹底的に調べることができる」と改めて検査の有用性を力強くアピールした。
中日スポーツ