親子で「熱海レモン」収穫体験 国産発祥の地をアピール
親子で楽しむ「熱海レモンの収穫体験」が11月23日、LAND ART PARK「ACAO FOREST(アカオフォレスト)」(熱海市上多賀)で開かれた。(熱海経済新聞) 【写真】レモネード作りも楽しんだ参加者(関連画像5枚) 熱海青年会議所が国産レモン発祥の地とされる熱海にちなんで企画した同イベント。国産レモンは、明治時代に湯治で熱海を訪れた外国人がレモンの種をまいたことが発祥とされている。園内には約250本のレモンの木が植わり、昨シーズンは約300キロの収穫量があったという。同青年会議所まちづくり委員会委員長の太田大翔さんは「体験を通して、熱海の子どもたちに農業の楽しさや熱海レモンのおいしさを知ってもらいたかった」と話す。 当日は、熱海市内の親子約80人が参加し、同会議所のメンバーから熱海レモンの歴史や市内での取り組み、レモンの効能などの説明を受けた後、園の高台にあるレモン畑に移動して黄色く色づき始めたレモンを収穫。園でとれたレモンを使ったレモネード作りも楽しんだ。 参加した小学1年の下田朝陽さんは「レモンの枝を切る時の音が良かった。唐揚げにかけて食べたい」と話す。 同園の設楽昌平さんは「これまでも市内高校とレモンの植樹などに取り組んできた。地元の小中学校とも連携したい。今後も国産レモン発祥の地としての歴史や文化を大切にしていく」と話す。
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