（左から）グリズリーズのアルダマ、河村、モラント［写真］＝Getty Images

　NBAメンフィス・グリズリーズの河村勇輝は、10月24日（現地時間10月23日）に行われたNBA開幕戦でデビューとはならなかったものの、チームメートとの親交を深めているようだ。 　同日に行われたユタ・ジャズとの一戦に126－124で勝利したグリズリーズ。複数の負傷離脱者がいたこともあり、2Way契約の河村もベンチ入りを果たしたが、第1クォーター、第2クォーターと出番なし。最終盤まで一進一退の激戦が繰り広げられたこともあり、ベンチ入りした選手12名のなかでは、ただ一人コートに立つ機会がなかった。 　それでも、河村はチームメートの好プレーに拍手を送り、時にはNBAロスター最小173センチの小さな体を弾ませてリアクション。第3クォーター残り7分に、ジャ・モラントのアシストを受けたサンティ・アルダマがアリウープダンクを叩き込んだ瞬間には、ベンチ後列で両腕を挙げて大興奮する河村の表情が試合中継映像にもとらえられた。 　試合後、自身のXアカウント（@santialdama）を更新したアルダマは「ゆうきは、僕の兄弟だ」と、バンザイする絵文字を添えて投稿すると、河村（@KawamuraYuki）も「mi hermano（兄貴）」と返信。エースのモラントもInstagramアカウント（@jamorant）のストーリーズ機能を用いて、河村とともにチームの初勝利を祝福する映像を投稿するなど、出場機会がなかった河村と主力選手の“絡み”がSNS上にも広がりつつある。 　グリズリーズは、日本時間10月26日（土）9時からヒューストン・ロケッツ、同27日（日）9時からオーランド・マジックと対戦予定。今週末に日本人史上4人目のNBA選手誕生の瞬間は訪れるのか、注目だ。