東南アジア タイ北部地域を自転車で走る どんな道? 交通状況は?
タイの道、まずは基本を押さえよう
タイと聞けば、都市部ではクルマのクラクションが鳴り響き、バイクやトゥクトゥク、クルマや自転車などが入り乱れる活気ある風景を思い浮かべるかもしれません。実際のところ、タイ北部の交通事情はどうなっているのでしょうか。サイクリングにも適した北部エリアの道路状況について紹介します。 【画像】タイのリアルな道路事情を画像で見る(14枚)
タイは日本と同じく左側通行です。ただし、タイの制限速度は一般道では基本的に80km/hで、場所によっては100km/hや120km/hに設定されているところもあります。 市街地では50km/hや30km/hと低めに制限されている場合もありますが、郊外や田舎道では、日本の高速道路と同じような速度でクルマが走っています。 一般道でも、主要道路には立派な中央分離帯が設置されており、日本で言う高速道路や大きな国道バイパスのような道路が至る所にあります。走行車線も片道2車線が標準で、片道4車線の道路も見かけることがあります。 信号はもちろん、赤は停止、青は走行可能です。矢印信号があるのも日本と同じです。カウントダウン式の信号が多く見られるのは日本とは異なる景色でしょう。
路面の状況は?
タイの路面は熱帯特有の高温に耐えるためか、走っていると非常に硬く作られている印象を受けます。また、表面がツルツルと光るくらい滑らかなのも特徴です。クルマがUターンする時など、タイヤをキュルキュルと音を鳴らしながら走っているのをよく目にします。 また、山岳地帯には特にコンクリート舗装が多く見られます。アスファルトに比べると少し荒い舗装になることもあるので注意しましょう。
滑りやすい路面は雨に注意!
タイの滑りやすい路面は、雨が降るとさらに滑りやすくなります。天気が不安定な日は、特に山岳コースは避けたほうが良いでしょう。ダウンヒルでは危険性が大幅に増します。 さらに、タイを含む東南アジアの土地は埃っぽいのが特徴です。雨が降ると、濡れた路面を走ることで跳ね上げた雨水により自転車が泥まみれになります。その結果、洗車が必須になるため、無理に雨の日や濡れた路面を走ることは避けるのが賢明かもしれません。