東南アジア タイ北部地域を自転車で走る どんな道? 交通状況は?
坂道は信じられない急勾配が頻発!
タイで山岳コースやヒルクライムを楽しむ時は、激坂に要注意です。日本では考えられないくらいの急勾配に頻繁に出会います。15%は当たり前、時には20%が長く続くような「壁」に出会うこともあります。
自転車に軽いギアを装備するのはもちろん、厳しいと思ったら躊躇なく引き返しましょう。 激坂の目安のひとつが「8%」の勾配表示の看板です。これが現れたら、それ以上の勾配の坂が現れると思って間違いありません。なぜ8%なのかは謎ですが、それ以上の急勾配が現れると思って心の準備をしましょう。
まだまだある、注意が必要なポイント
道路上には自転車が走りそうな絶妙な位置に、キャッツアイ(道路鋲)が並んでいます。踏んでしまうとハンドルを取られたり、リム打ちパンクのリスクや落車の恐れもあります。疲れている時は集中力も切れやすいものです。特に注意しましょう。
また、80km/hの制限速度以上で走行するクルマもたくさんいるので、しっかり左端を走ることが大事です。ただし、バイクの逆走は日常的に目にします。正面衝突しないようにこちらも注意しましょう。 犬が道路で寝転んでいたり、急に飛び出してくることもあります。象に乗ることができる観光地の近くでは象と出会うことも……。 タイ北部は、最大都市のチェンマイですら、そこまで混み合った交通事情ではありません。自転車でとても走りやすい環境ですが、しっかり現地の特徴を理解した上で、安全に走りましょう。
才田直人