夏に向けて登山を趣味にしようと思います。まだ若いし、スポーツシューズとリュックがあれば十分ですよね?
山の事故に遭わないためのポイント
警察庁が公表している「令和5年における山岳遭難の概況等(統計データ)」によると、令和5年では3126件・3568人の山岳遭難者が発生していたと分かっています。そのうち、死者や行方不明者は335人です。 令和5年の発生件数と遭難者数は、どちらも過去最多でした。山の事故に遭わないためにも、登山に関する知識を身に付けて念入りに準備をしておくことが大切です。 ■事前に山や登山の情報を収集する 登山や山遊びを安全に楽しむためには、事前の情報収集が欠かせません。登山に行く場合は、山の地形や登山道、過去の事故情報などを事前にチェックします。そして、登山する場所にあわせた装備や服装、ルート選びを行い、登山計画を作成しましょう。 ■慎重に行動する 登山での事故は、天候の急変や準備の不足、自分の体力にあわせた登山計画ではないなどが原因で発生しやすくなります。天候は登山直前まで確認するとともに、当日の自分の体調も必ずチェックしましょう。 少しでも体調不良を感じる場合は、無理に決行せず延期や中止の決断をしてください。体調に違和感がある状態で無理に登山し、途中で体調が悪化してしまうと重大な事故につながるおそれがあります。 ■下山時も油断しない 登りで体力を使っているうえに、下りは足腰に疲労がたまるため、転倒や滑落などのリスクが高まります。下山時も慌てず、足元に注意を払いながらゆっくり慎重に下りましょう。 また、下山時は足元に注意がいきがちですが、ルートが合っているかこまめにチェックしてください。道を外れてしまったことに気づいたら、そのまま下山せず一度来た道を引き返して、正規ルートに戻りましょう。
安全に登山をするなら事前準備が大切
安全に登山するなら事前準備が大切です。スポーツシューズではなく、山登り用のトレッキングシューズを用意し、そのほかにも道具は適切なものをそろえましょう。 知識や準備が不足していると、山の事故に遭うおそれがあります。登山を楽しい思い出にするためにも、事前準備をきっちり行い、楽しい登山となるようにしましょう。 出典 政府広報オンライン 山の事故を防ごう!登山を楽しむために知っておきたい安全対策 警察庁 山岳遭難・水難 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部