「東京五輪は出るだけでは納得できない」トランポリン伊藤正樹選手が引退表明
トランポリン男子で2012年ロンドン、16年リオ五輪に連続出場した伊藤正樹選手(30)が17日午後、都内で記者会見を開き、現役引退を発表した。 【ノーカット動画】トランポリンの伊藤正樹選手が引退表明 引退について「悲しいとは思っていない。(理由は)腰痛が一番大きい」と語った。トランポリンの第一人者として「東京(五輪)だからこそ、出るだけでは納得できない。メダルを絶対とらなきゃいけない」と考えていたと明かし、「腰が治っていればまだ負けるレベルではないと思っているが、(この1年間で)100%に持っていけなかった。(今の状態では)世界でメダルは取れない」と説明した。 今年11月に世界選手権が東京・有明体操競技場で行われ、来年は東京五輪を控えるこのタイミングを好機と考えたという。ここで引退することで、今後は「トランポリンをメジャーにできるような活動をしていきたい。メディアに出たい」と意欲を語り、報道陣にアピールする場面もあった。 伊藤選手は東京都練馬区生まれ。2011年の世界選手権で銅メダルを獲得し、ロンドン五輪では4位、リオ五輪では6位とそれぞれ入賞を果たした。