金使いまくり! 世界の名将が投じた補強費ランキング1~10位。トップは3000億超に!?
5位:ディエゴ・シメオネ
生年月日:1970年4月28日 現職:アトレティコ・マドリード監督 選手獲得に費やした総金額:14億2000万ユーロ(約2272億円) 最も高額な移籍金の選手:ジョアン・フェリックス(1億2720万ユーロ/約203億5200万円) アトレティコ・マドリードで指揮を執るのは今シーズンで実に14シーズン目となるディエゴ・シメオネが5位にランクインした。 ここまで長期政権が築けているのは、アトレティコのフロント陣とシメオネの関係性がうまくいっている証拠だろう。要所を押さえた的確な補強が目立つ一方で、時にはジョアン・フェリックス(1億2720万ユーロ/約203億5200万円)やフリアン・アルバレス(7500万ユーロ/約120億円)のようなビッグネームを高額な移籍金で獲得するなど、非常にバランスの取れた補強プランを遂行しているように見える。 そんなシメオネ率いるアトレティコの高額移籍金トップ10には6人ものストライカーが名を連ねている。今でこそ後ろからの丁寧なビルドアップにも取り組んでいるが、数年前までは堅守速攻が最大の武器だったこのチームにおいて、前線で1人でも点を奪えるストライカーの存在は絶対である。 先にあげたフェリックスやアルバレスの他にも、ルイス・スアレス(8172万ユーロ/約130億7520万円)やジエゴ・コスタ(6000万ユーロ/約96億円)、ジャクソン・マルティネス(3500万ユーロ/約56億円)など、必要なポジションにはしっかりとお金をかけている。 資金力に圧倒的な差があるレアル・マドリードとバルセロナというスペイン2強の牙城を崩し、アトレティコをラ・リーガ優勝に導いた功績は見事であり、この長期政権はまだしばらく続くのかもしれない。
4位:マッシミリアーノ・アッレグリ
生年月日:1967年8月11日 現職:フリー 選手獲得に費やした総金額:14億2000万ユーロ(約2272億円) 最も高額な移籍金の選手:クリスティアーノ・ロナウド(1億1700万ユーロ/約187億2000万円) 当ランキング6位のアントニオ・コンテからユベントス監督の座を引き継ぎ、セリエA3連覇中だったチームを8連覇まで導いたマッシミリアーノ・アッレグリが4位にランクインした。 アッレグリはこれまでに2度ユベントスの指揮官に就任している。第1次政権が2014/15シーズンから2018/19シーズンまで、第2次政権が2021/22シーズンから2023/24シーズンまでである。この合計7シーズンの間にさまざまな選手を獲得している。 最も高い買い物はクリスティアーノ・ロナウド(1億1700万ユーロ/約187億2000万円)だが、2位のゴンサロ・イグアインも9000万ユーロ(約144億円)と高額な移籍金が発生している。イグアインにここまでの大金が支払われた理由は、2015/16シーズンの驚異的な得点数にある。 当時ナポリに所属していたイグアインはリーグ戦で36得点をあげる活躍を見せ、ユベントス加入1年目も24得点と全盛期を迎えていた。 第2次政権内では、ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(8350万ユーロ/約133億6000万円)とブレーメル(4690万ユーロ/約75億400万円)を高額な移籍金で獲得しており、アッレグリが去った今でもユベントスの攻守でそれぞれ存在感を発揮している。 現在はフリーの身であることから、次の就任先がどこのクラブになるのかは気になるところだ。選手としても監督としてもイタリア国外に出たことがないことを考えると、やはり次もセリエAのクラブになるのだろうか。