<いざ!頂点へ・24センバツ報徳学園>冬の鍛錬、成果を発揮 対外試合解禁 神戸弘陵に快勝 /兵庫
センバツに出場する報徳学園(西宮市)は対外試合が解禁された2日、高砂市野球場で神戸弘陵(神戸市)との練習試合に臨んだ。冬のトレーニングを乗り越えた選手たちは晴天の下で鍛錬の成果を発揮。初戦を5―1で勝利した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 二回、辻本侑弥選手(2年)が最速152キロの神戸弘陵の右腕・村上泰斗投手(同)から本塁打を放つと打線が勢い付いた。三回、福留希空(のあ)選手(同)が左翼線二塁打で口火を切り、さらに3点を追加。七回にも1点を加えた。 先発した今朝丸裕喜投手(2年)は「ストレートで空振りが取れて良かった」と話し、大角健二監督も「今朝丸に気迫を感じた。バッティングは冬を越えてレベルが上がった」と満足そうだった。神戸弘陵の岡本博公監督は「しぶとい打線で簡単に空振りしてくれない。勝負強い伝統の報徳を感じた」と話した。 観戦した辻本選手の父真也さん(47)は「飛びにくい低反発バットになったので、ホームランにびっくりした。謙虚に上を目指して頑張ってほしい」と見守っていた。【稲田佳代】 〔神戸版〕