【MLB】メッツ・千賀滉大がNLCS第1戦に先発へ 第2戦は今季12勝のマナイア メンドーサ監督が発表
リーグ優勝決定シリーズでドジャースと対戦することが決まったメッツは、敵地ドジャー・スタジアムで行われる最初の2試合で先発する投手を発表した。日本時間10月14日、メッツのカルロス・メンドーサ監督はフィリーズと対戦した地区シリーズ同様、第1戦に千賀滉大を起用することを決断。第2戦にはレギュラーシーズンでチーム最多の12勝を挙げた左腕ショーン・マナイアが先発することになった。第3戦以降の先発投手はまだ発表されていないが、第3戦はルイス・セベリーノ、第4戦はホセ・キンタナの先発が有力視されている。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 ドジャースと対戦するリーグ優勝決定シリーズの第1戦は、千賀にとって今季メジャーで3度目の先発登板となる。現在31歳の千賀はメジャー2年目の今季、キャンプ序盤に右肩を痛めて長期離脱。日本時間7月27日のブレーブス戦で復帰し、勝利投手となったものの、この登板で左ふくらはぎを痛め、再び長期離脱を強いられた。ワイルドカード・シリーズではロースター入りしなかったものの、地区シリーズはロースターに登録され、第1戦に先発。初回先頭のカイル・シュワーバーに一発を浴びたが、2回31球を投げて許したヒットはこの1本だけだった。 千賀は80~100球を投げられる状態まで回復しているわけではなく、リーグ優勝決定シリーズ第1戦では3イニング(45~50球前後)が目安になるとみられている。よって、メッツは初戦からブルペンが多くのイニングを投げる必要があり、本来は先発投手のタイラー・メギルやデービッド・ピーターソンがロングリリーフとして複数のイニングを担当することになりそうだ。 メッツは今季、ピーターソンを含む4人が2ケタ勝利を挙げており、ピーターソンを除く3人は千賀に続いて第2~4戦に先発する見込みだ。今季12勝6敗、防御率3.47、184奪三振の好成績を残し、地区シリーズ第3戦でも8回途中3安打1失点の好投を見せたマナイアは第2戦での先発が決定。今季11勝を挙げ、地区シリーズ第2戦で6イニングを3失点に抑えたセベリーノは第3戦、今季10勝を挙げ、ポストシーズンでは2試合合計11イニングで自責点0のキンタナは第4戦の先発が予想されている。 なお、千賀は昨季、1度だけドジャース戦に先発。このときは6回4安打9奪三振1失点の好投を見せている。大谷翔平が所属していたエンゼルスとも1度だけ対戦しており、直接対決の3打席は四球、二塁打、四球でいずれも出塁を許した。メッツを勝利に導くためには、大谷をしっかり抑えるピッチングが求められるだろう。