【動画】8日の天気 - 九州などで初雪か 強い寒気流入 晴れる太平洋側は空気の乾燥が続く(7日19時更新)
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12月8日(日)は、九州や四国など西日本でも初雪のたよりがあるかもしれません。平地でも雪を降らせるほど強い上空の寒気が、午前中は西日本にも流れ込みそうです。地上の気温も低い時間帯なので、平地も降るものに雪が混じる可能性があります。 一方、北陸を中心とした日本海側にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による雨雲・雪雲がかかり続けるため、山沿い中心に大雪となりそうです。風も強くふぶく所があるでしょう。北陸の平地は大雨による土砂災害に警戒してください。 晴れる太平洋側は、湿度が低い状態が続きます。火の取り扱いなどにお気をつけください。
12月8日(日)は朝のうち、強い寒気が西日本にも流れ込みます。上空1,500メートル付近で-6℃と、平地でも雪が降る目安の寒気です。
このため(日)未明から大気の状態が不安定で、西日本日本海側から天気が崩れるでしょう。中国山地・四国山地・紀伊山地では一時積雪が増える降り方となりそうです。平地もみぞれなど初雪になる可能性があります。峠を越えての移動は雪道対策をしっかりしておいてください。
昼前には寒気が抜けて雪は止む所が多いですが、日本海から雲の帯が南下してきます。
JPCZと呼ばれるこの雲の帯は、(日)も北陸を中心にかかり続けます。長野は平地も雪が降り積もるでしょう。長野北部の山沿いでは大雪や路面の凍結による交通障害に十分注意してください。新潟は風が強くふぶく所があり、北陸の山沿いは積雪がさらに増えそうです。北陸の平地は降るものは雨がメインですが、大雨による土砂災害に警戒してください。多い所、(日)の夕方までに、新潟県70ミリ、石川県・福井県60ミリ、富山県50ミリの雨が降る予想です。
午後はJPCZが南下してくるため、近畿北部や山陰でも雨や雪が降るでしょう。夜遅くまで、雷や突風・ひょうにお気をつけください。北日本は昼過ぎから、北陸は夕方から雪の降る範囲が狭まり、ようやく雪や雨の峠を越えるでしょう。
気温は全国的に(日)も低く、7日(土)以上に寒くなる所もあるでしょう。西日本や北陸・北日本は真冬並みとなりそうです。しっかり防寒してください。晴れる太平洋側も風が強く、空気は乾燥するでしょう。関東や東海で湿度は30%台まで下がる予想です。ストーブなど火の取り扱いに十分注意してください。 (気象予報士・佐藤可奈子)