「冬の配達は過酷だよね」Uber Eatsガチ配達員 冬の快適デリバリー術!【寒さ対策グッズ/冬の走り方等など】
試したけどあまり使わなくなったアイテム
────────── スマートフォン対応の手袋 ────────── 配達員にとって必須に思えるスマートフォン対応手袋ですが、実際の使用感は期待ほど高くありませんでした。 たしかにスマートフォンの操作はできますが、素手と比べると操作性は明らかに劣ります。注文の受け取りや配達完了の操作など素早い対応が求められる場面で、もどかしさを感じることが少なくありません。また、ハンドルカバーとグリップヒーターを使用していれば、厚い手袋自体が不要でした。 スマートフォンを操作する時だけ手袋を外す、という煩わしい動作が増えただけ。現在はふだんのツーリング用グローブとして大活躍していますが、配達ではイマイチでした。 ────────── 使い捨てカイロ ────────── もっとも手軽な防寒対策に思えるカイロは、配達では意外と使い勝手が悪かったです。毎日用意するのも面倒ですし、最大の問題は効果の持続時間です。たしかに最初の1-2時間は暖かいですが、その後は冷たく硬くなります。 貼らないタイプをポケットに入れても、ポケットに手を入れられるタイミングはあまりないですし、貼るタイプは動き回るときにもぞもぞして邪魔だなと、感じていました。そもそも、防寒をしっかりしていれば不要ですしね。 ────────── 極厚の防寒具 ────────── 極厚ダウンジャケットや厚手のパンツは、配達時やお店の外での待機時には心強い味方です。しかし、店内での待ち時間やショッピングモールでお店まで歩いていくとき、すぐに暑くなり汗をかいてしまいます。 Uber Eats配達員は暖かい建物に入ることが多いので、薄手で防風性能の高いウェアを重ね着で調整する方が実用的だと感じています。
寒い日にバイクに乗るとき気を付けていること
────────── 道路の凍結に注意する ────────── ツーリングのときは暖かい日中や晴れの日を選んで走れますが、配達はむしろ寒い日や夜間を選んで走ることが多いでしょう。そのため、冬場は道路の凍結に警戒していください。とくに、下記のような場所は要注意。 ・朝早くや夜間 ・日陰になっている道路 ・高架下 ・橋の上 ・道路の端のほう ・車通りの少ない道路 これらの場所では、見た目は濡れているだけに見えてもじつは薄く氷が張っていることも。基本ですが、スピードは控えめにして急なブレーキや急なハンドル操作は避けるようにしています。 ────────── 風を通さない上着を着る ────────── 上着は、保温性と同じぐらい防風性を重視して選んでいます。おすすめは雨合羽。雨を防ぐという性質上、隙間が少なく風を防げますし、雨が降ってきてもそのまま着られますからね。肌着は吸汗速乾のインナー、中には裏起毛のフリース。一番外に雨合羽は絶対に着て、あとは薄手のシャツやジャケットで調整しています。 ────────── 雪の日や氷点下の日は素直に諦める ────────── 雪の日、氷点下になる日は素直に配達を諦めています。たしかに配達員のライバルが減り注文も増えるので稼げますが、コケてバイクを故障させたりケガをしては、稼働しても実質赤字なんてことも。 以前、雪が降りそうな日に無理に配達をして走行中にコケたことがあります。日中は晴れていたのですが、夜になり雪が降ってきて、注意はしていたにもかかわらずカーブでコケてしまったのです。カウルが割れて1日稼働したのにマイナス収支でした。 それから雪の日は配達しないと決めています。一度配達を始めてしまうと、高単価な注文受注の嵐に「これが終わったら帰ろう、あでもいいのがはいったから、やっぱりこれだけ配達しよう」と稼働してしまい、中断して帰るという選択が取りにくいですからね。