科学にAI「新たな黄金時代へ」 ノーベル賞選出のハサビス氏
慶応医学賞の授賞式が20日、東京都内で開かれ、タンパク質の構造を予測するAI「アルファフォールド」を開発し、今年のノーベル化学賞にも選ばれたグーグル傘下ディープマインドCEOのデミス・ハサビス氏(48)と、生殖細胞の成長過程を解明した斎藤通紀京都大教授(54)に賞状が贈られた。ハサビス氏は授賞式で「科学にAIを導入することで、新たな発見の黄金時代を迎えるかもしれない」とスピーチした。 ハサビス氏は、コンピューター上でチェスができることに衝撃を受け、AIに興味を持つようになったと明かし「科学の発見を加速させ、宇宙の謎を解く完璧なツールになると常に感じていた」と振り返った。