東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文2)廃炉計画提出の行程は見えていない
東京電力ホールディングスは20日午後、記者会見を開き、2019年度第1四半期の「原子力安全改革プラン」の進捗と、福島第1原子力発電所の波高計の設置箇所をめぐる調査結果を公表した。 【動画】東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1「波高計」調査結果を報告 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1の波高計調査結果を報告」に対応しております。 ◇ ◇
福島第二の廃炉計画はいつまでに出すのか
NHK:NHKの【アベ 00:15:09】といいます。よろしくお願いいたします。すいません。福島第二原発の廃炉に関連してご質問させていただきたいんですけれども、今後、廃炉計画を提出することになるかと思うんですけれども、今はどのような検討状況でいつごろまでに出すというお考えがあるのか教えてください。 牧野:ご質問ありがとうございます。まさにこれからの手続きというのは、いわゆる電気事業法上の供給計画の見直しですとか、いろいろステップを踏んでございますけれども、まだその時期については、これから議論を詰めていかなきゃいけないところでございます。いつ、どの手続きを踏むのかというのはまだ現段階でははっきりと議論できる段階ではございませんけれども、4基を順次やっていくという意味では、実際の廃炉措置計画につきましても、そういったことを踏まえた資料の作成が必要かと思ってございますので、少し、まだ今の段階で具体的な行程までは見えていないという状況でございます。
一番大きな課題として捉えているのは?
NHK:福島の状況で、1Fの廃炉があって2Fの廃炉があって、さらにKPIの、今お話ありましたけれども、なかなか運転がない中で今後再稼働を目指していくという難しい課題が3つあるかと思うんですけれども、その中でこの2Fの廃炉の計画を作っていくというのは非常に難しいものかなと思うんですけども、どの辺りが一番大きな課題として捉えていますでしょうか。 牧野:ありがとうございます。やはり1つ、私どもが一番大切にしなきゃいけないのは、福島第一の廃炉ということは何よりも大事にしたファーストプライオリティでございますので、こちらを阻害してはならんということで、リソースの分担というんですか、割譲というのは非常に大切だと思ってございます。ただ、そうは言っても福島第二、地元からのご要請も含めて意思決定をしたものでございますので、相互的にですね。そこはある程度これぐらい、ベンチマークからこれぐらいの人数が必要だろうということもだいたい見えてきてるところではございますけれども、そういう意味では、まずファーストステップとしてはそういう審査書類の作成のところはある程度先行されている電力さんからのベンチマークも含めて進めていくのが一番、最初のピークが立つところかなというふうには思ってございます。 NHK:最後にしますけど、実際2Fの廃炉に着手するとすると、いつぐらいに実際の作業が始まっていくとか、そういうのとしてはどれぐらいっていうのはあるんでしょうか。 牧野:着手という意味では、手続きが、要するに廃炉措置計画が受理をされてゴーサインが掛かれば一応着手という形になるんですけれども、実際、最初は系統除染から始まりますので、実際に解体工事となりますともう少し、数年あとからというようなイメージだと思います。 NHK:ありがとうございます。 司会:ほか、いかがでしょう。前の方。