小笠原瑛作ONE王座奪取へ「ロッタンが体重を落とせるのなら勝てる」 KNOCK OUT
立ち技打撃格闘技のKNOCK OUT(ノックアウト)は24日、「KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”」の一夜明け会見を都内で行った。 第13試合のスーパーファイトKNOCK OUT-RED(肘なし)-58・5キロ契約3分3R延長1Rで、ムエタイの強豪デーングリアングライ・シンマーウィン(25=タイ)に判定3-0で完勝したKNOCK OUT-REDフェザー級王者・小笠原瑛作(28=クロスポイント吉祥寺)は、所属ジム&KNOCK OUTの山口元気代表とともに去就についても説明した。 小笠原はすでにONEで金曜日恒例となっている「フライデーファイツ」に3試合出場し、2勝1敗の成績を残している。デーングリアングライ戦の後には代々木第2のリング上で来年までにONEの王者になると宣言。「日本人も相手がいなくなってきました。もう世界の一番のベルトを取りたいです。今、ONEの僕の階級だと、ロッタン、スーパーレック、ムエタイルールだとこの2人がチャンピオンです。絶対に今年、来年中にONEのベルトを取って、ホームリングのKNOCK OUTに持って帰ってくるんで、ぜひみなさん僕の夢を一緒に追いかけてください、よろしくお願いします! 来年の代々木は僕がONEのベルトを持ってメインでやりたいです!」と、ONEフライ級ムエタイ世界王者ロッタン・ジットムアンノン、同1位スーパーレック・キアトモー9の名前を出してベルトを取ると誓った。 この日の会見でもONEについての質問が飛び、小笠原は「スーパーレックとロッタンが、ちょっと軽量がパスできてない試合があったりとか。実際、一階級上なんじゃないかなって思う部分もあるんですよね。彼らがあそこの階級にとどまっていられるのか。ロッタンとか体重を落とせるのかなっていうところはちょっとありますね。落とせるんで同じ階級でやれるんだったら、勝てるんじゃないかなって思いますね」と、ロッタンやスーパーレックが同じ階級にとどまることができるのであれば勝てると断言した。 小笠原は9月に開催されるONE日本大会への出場を熱望。「KNOCK OUTからも推薦していただいて。ONEはいきなりビッグマッチを組んでくれたりとか、そういうチャンスは急に巡ってくると思うので、そこをつかみ取りたい」と意欲を見せた。 山口代表は「今朝も人を介して(ONEの)チャトリさん(CEO)や周りの方と話をしています。(小笠原の)この試合の結果を見て(登竜門的なフライデーファイツではなく)本戦契約できるのかどうか、前向きに話をしています。まだ本戦契約が決定というわけではないですけど、瑛作の去就に関してはきちっと話をしてますので」と説明していた。【千葉修宏】