ケンカが出来る子どもは幸せ? 5人のパパ・つるの剛士流「きょうだいげんかの仲裁方法」
けんかを通じて大人が教えるべきこともある
幼稚園内のけんかでもそうですが「仲介役」は重要です。ヒートアップした子どもは、何が原因だったのかもわからなくなって、つかみ合いに発展している場合も少なくありません。 けんかの様子を見ていて、お互いに距離を取ることや、あやまって仲直り(これができれば言うことなし)ができるようであれば、そっとしておきますが、手や足が出てきたり、どちらかが泣き始めたりしたときには、間に入っていきます。ぶたれたら痛いことを知り、「自分がされて嫌なことは友だちにもしない」ということを学んでいくことも大切ですが、「決して、人をぶったり蹴ったりしてはいけない」ということをけんかを通じて教えていくことも大人の責任だと思います。 けんかの仲裁は根気が必要です。大人のけんかだってそうですよね。まず、それぞれの目を見て落ち着かせ、ゆっくりと話を聞くことから始めます。口下手の子どもの場合には、その子の“通訳”となって、相手の子どもに理解できるように説明することも。そうして、けんかをしたことが、決してマイナスにならないように、基本は仲直り=和解に持っていけるよう意識していますね。子どもたちにとって「私のことを理解してくれている」と感じさせることも大切なことだと思います。 ゆんぱか:わが家も、喧嘩をしながら社会性を学んでくれればと基本的に見守ることを意識していたのですが、男の子同士の喧嘩はとにかく激しくて……。仲裁に入った自分の判断に自信が持てなくなることが多々ありました。なぜ喧嘩になったのか落ち着いて話を聞くとともに、手や足を出してはいけないことを、今後はしっかりと子どもたちに伝えていきたいです。とても勉強になりました!
【Profile】 つるの剛士(つるの たけし)
1975年生まれ。福岡県出身。神奈川県藤沢市在住。1997年「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役を好演。2008にはバラエティ番組「クイズヘキサゴン」でユニット“羞恥心”を結成しブレイク。以降、音楽活動やタレントとしてマルチに活躍中。私生活では2男3女の父親。2022年には短期大学を卒業し、幼稚園教諭二種免許、保育士資格を取得。現在は大学のこども心理学部に在籍。将棋、釣り、サーフィン等特技と趣味も幅広い。@takeshi__tsuruno
【Profile】ゆんぱか(@yunpaca00)
7、5、3、1歳の4児のママ。「子どもがよく寝るとママの人生が変わる」という信念のもと、ねんね専門資格を取得。きょうだいの寝かしつけのコツなど、子育てママたちの、あらゆる「ねんね悩み」にアドバイスを発信。オンライン講座や個別相談にも応えている。 @yunpaca00
with online