「すでにエースとしての地位を築いた」今永昇太はカブス先発陣の軸と現地メディアが持論「ローテはメジャー屈指」と絶賛
カブスでメジャー2年目を迎える今永昇太のリアル評価は?
5シーズンぶりのプレーオフ進出を目指す、2025年のシカゴ・カブス。クレイグ・カウンセル監督が采配を振る2季目のチームに対し、現地メディアでは躍進のカギを握る先発投手陣への評価が極めて高く、日本人左腕が中心のローテーションが組まれるものと有力視している。 【動画】今永昇太vs大谷翔平の初対戦をプレーバック! 昨季メジャー1年目で15勝を挙げた今永昇太が、押しも押されもせぬ「エース」であると太鼓判を押すのは、米スポーツサイト『YARDBARKER』だ。現地時間1月3日のカブスの特集記事の中で、「ショウタ・イマナガが先発陣を引っ張り、このローテーションが不振に陥った際に頼れる牽引役となるだろう」と主張。さらに、ルーキーシーズンの成績を振り返りながら、「サイ・ヤング賞と新人王投票の両方でトップ5に入ったイマナガは、すでにエースとしての地位を築いた」などと評している。 加えて、他のスターターの顔触れについても言及。「ローテーションの先発投手には、イマナガに続いて、カブスが今年中に契約延長に合意する可能性がある生え抜きの左腕、ジャスティン・スティールが控えている」として、2023年球宴出場投手を挙げた。 また昨年、今永に次ぐ12勝をマークしたジャーメソン・タイロン、今オフFA市場から獲得のマシュー・ボイドも先発の有力候補と紹介。さらに、「ローテーションの5番手を争う潜在的なオプション」として、ともに20代で飛躍が期待されるハビエル・アサド、ベン・ブラウンの名前が続き、「先発投手陣の層が比較的、厚みがある」と期待を寄せた。 その他にも、さらなる投手獲得の可能性も示唆しており、『The Athletic』のMLBインサイダーであるサハデブ・シャルマ氏の見解として、「カブスが数週間以内、春季キャンプ前にFAかトレードにより先発投手を補強するのは確実」と綴っている。 その上で『YARDBARKER』は、今後の加入選手を予想。「カブスは、イマナガと並ぶもう1人のエース級投手を獲得する可能性もある。ミネソタ・ツインズのパブロ・ロペスやマイアミ・マーリンズのサンディ・アルカンタラといったトレード候補の名前が挙がっている。この2人のいずれかを加えれば、カブスのローテーションはMLBでも屈指のものになるだろう」として、先発陣の強化を見通している。 先発投手の顔ぶれは、まさに他球団を凌駕する充実ぶりのようだ。そして、メジャー2年目を迎える今永も大黒柱として、カブスファンを惹きつけるパフォーマンスをみせてくれるはずだ。 構成●THE DIGEST編集部