IOC会長、東京五輪に「反対意見なし」 電話会談後、組織委・森会長が明らかに
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は28日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長とテレビ電話会議を行い、その後、記者会見を開いた。森会長によると、バッハ会長はこの1週間余りの間にIOCの理事会などの場に出席してきたといい、「みなさんの意思を確認してきたけれども、正直言って、誰一人として、どこからも、(開催に)反対のような質問やそのようなものは全くなかった」などと語ったことを明かした。 会見で、森会長はバッハ会長はそれぞれの場で「自分の考え方、つまり、今年の夏安全に東京で大会を開こうと。そして、それに参加しようと、ということを中心にしてお話になっておられた」と語った。
それを受け、森会長からは「いろんな意見がコロナの中だからあるけれども、われわれは淡々として首尾一貫、この準備にまい進してきた。バッハ会長がそうした気持ちで強く話してくれることはわれわれの勇気付けになり、ありがたかった」と返答したという。 また、バッハ会長からは、「2月のしかるべき時に、日本側の大臣、都知事、組織委(を含めた)会議を開催しようと提案があった」とも報告した。