カップル御用達「ラブパーキング」、営業拡大で3年目へ 「警察来たけど何も言われず」70代男女管理人の余裕、弟子入り志願も
●急にやってきた熊本県警も「問題あり」とは言わなかった
ラブPに法的な問題はないのだろうか。編集部でも公然わいせつの成立について検討してみたが、男性は「法的には問題ない」と説明する。 「法律の条文を見てみると、公然わいせつはつまり、人が見てる前でしたらいかんのですよね。ここはブルーシートで囲ってるのだから関係ない。それに、道端の空き地とかでもなく、個人の所有地だから関係ない」 開業から数カ月して、警察がやって来たことがあった。 「警察官3人が来ました。法律には全然触れてないから、彼らは何も言えないんですよ。話題になっているから、どんな人が運営しているのか確認に来たのかな。 張り紙だけは注意されました。最初の張り紙は当時すでに剥がしていたけど、あまり刺激するようなことは書かないでくださいね、と。それからはパトカーの見回りも多くなった。 ここを空き地にしておけば、変な車が来て、ドラッグとかやられると困るじゃないですか。駐車場にして明るくしておけば、そんな問題も起きないし、警察が来てくれたほうが助かります」
当初はポストの中のお金を抜かれたことが一度だけあったそうだが、そうした窃盗も今はないという。 「お客さんのプライバシーがあるから、防犯カメラを設置していません」 管理人室で寝泊まりしている男性の目があることも、犯罪の温床になることを防いでいるのかもしれない。
●70代の男女2人組「夫婦じゃない」「男女の関係でもない」けど「旦那さんには内緒」
そもそも、この2人の関係が気になっていた。夫婦ではないという。 男性は管理人室で寝泊まりしているが、近くには自宅があり、家族もいる。 「これまで不動産、建築関係で働いてきて、本業はいろいろ。今はアルバイト」 女性はずっと主婦で、「この人が主宰する社交ダンスサークルで先生と生徒として知り合ったのよ。踊れるようには見えないでしょ。でも、教え方がうまいと評判なのよ」 これも教室のようなものではなく、自然と人が集まってできたサークルだといい、仲良しのメンバーで旅行するのにアルバイトしているという。