現役のファイナンシャルアドバイザーが見た「富裕層の共通点」日本で富裕層が増える理由とは？
日本で富裕層が増え続けている要因とは？
富裕層が日本にどれくらいいるのか確認しました。割合としては日本全体の約2％しかいませんが、富裕層世帯は増加傾向にあります。 富裕層世帯が増えている要因の1つとして考えられるのは、「相続」です。 少子高齢化の影響で、昔と比べ「1人あたりが相続する資産の規模」が増えていることが考えられます。 相続する資産は預貯金だけでなく、不動産（住居・土地）なども含まれるでしょう。 また、相続した資産に「株式」や「債券」、「投資信託」などが含まれている場合、金融商品の価値が上がることで資産が増える可能性もあります。 相続した資産を、どのように管理したり活用したりするかは、本人次第ということになります。次章では、富裕層がどのようなお金の使い方をしているのか見ていきましょう。
富裕層のお金の使い方とは？
日本にいる富裕層はどのようなお金の使い方をしているのでしょうか。 ラグジュアリーカードの調査データをもとに、「カード利用金額が多い加盟店のカテゴリー」や「2022年と2023年のカード利用金額の比較」について見ていきます。 ・調査対象期間:2023年1月1日～2023年12月31日 ・調査対象:期間中のラグジュアリーカード（チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンド）会員※人数非公開 2023年において「カード利用金額が多い加盟店のカテゴリー」の1位～10位は以下のようになっています。 ラグジュアリーカードを使用している富裕層が、もっともお金を使ったカテゴリーは「レストランや飲食店」でした。2位は「バー・ナイトクラブ」となっており、外食に多くのお金を費やしていることがわかります。 また、「広告費」は2022年にはランキング外だったのですが、2023年には5位に上昇しており、ビジネスに関する支出が増加していることが見受けられます。 ここで気になる、「富裕層が直近1年で買ったもっとも高いもの」も別調査から見ていきましょう。
