写真：PC Watch

　去る12月25日に、ASUS製のPCで画面下半分に、クリスマスを祝うリースが突如表示され、スペースバーを押すとライトアップが表示される“事象”があったようだ。海外の掲示板Redditで多くの報告が寄せられているほか、X(旧Twitter)でも報告が挙がっている。 【画像】クリスマスの飾りが表示されるAniMe Matrix 　「もしかしてマルウェアに感染したのでは」と驚いたユーザーも少なくないようだが、Redditユーザーの調査によればこれはASUSのPCに入っているユーティリティ「Armoury Crate」によるものだそうだ。 　具体的には、「C:\ProgramData\ASUS\FestsEffect\data\Christmas」の中にあるChristmas.exeが起動したようである。筆者手持ちの「Zephyrus G14」環境は、残念ながら昨日起動していなかったので拝むことができなかったが、手動でこのプログラムを起動したところ、確かに画面下の約3分の1のスペースに表示された。 　また、AniMe Matrixを備えたZephyrus G14では、特別な天板デザインのライトアップも表示されたことが確認できた。 　ちなみに「C:ProgramDataASUSFestsEffectdata」の下を見ると、新年(HappyNewYear)やバレンタイン(Valentine)、ハロウィン(Halloween)などフォルダもあり、タイミングによっては見ることができそうだ。つまり一種のイースターエッグと言えるだろう。 　……ではあるのだが、これと同名のウイルスが2001年に発見されたこともあってか、感染したと“勘違い”したユーザーが多発した模様。ただ、いきなり画面を覆うというのはまるでウイルスっぽい挙動で心証が良くないのも確か。この件について報じたWindows Latestによれば、Auraの設定の中のAura Effectをオフにすることで表示されるのを回避できるようだ。