「国立駅」には何がある? 一橋大学だけじゃない、手話のスタバにクラフトビール、銭湯もある散歩向きの街
◆国立といえば、桜並木が続く南側・大学通り&一橋大学
続いては、国立駅から真っすぐ南へ伸びる「大学通り」へ。幅広の車道・歩道に沿って多くの有名店が軒を連ね、街路の桜並木が春には観光名所にもなるなど、国立を代表する場所としてテレビ番組にもよく登場します。 通りに沿った花壇や緑地はどこもきれいに整えられ、季節ごとに美しい花々を咲かせていますが、これは行政だけでなくボランティアの協力あってこそ。官民が一体となって国立の景観作りに取り組んでいる様子がうかがえます。 高級スーパーの「紀ノ国屋 国立店」や、複数の店舗が入るショッピングセンター「ポポロ」なども大学通り沿いにあり、ちょっと奮発したショッピングにも重宝します。 また、通りの植え込みに沿って休憩用のベンチもありました。天気がいい日であれば、お散歩中に休憩や読書するのにも便利そうですね。 大学通りの中間にあり、通りの名称の由来にもなっているのが、ご存じ「一橋大学」です。1920年に誕生した「東京商科大学」を前身としており、戦後の1949年に現在の名前へ改称。商科大学時代を含め、建学から100年以上にわたって政治家・実業家・知識人・著名人を数多く輩出してきた名門校です。 夕方に差し掛かった平日の時間帯、国立駅から一橋大学へ歩いていくと、途中で多くの学生さんとすれ違います。彼ら・彼女らの中からも、将来の日本や世界で活躍する人材が生まれていくことでしょう。 なお、大学通りには「自然と文化の散策路」という別名もあり、国立の文化的な香りと街路樹の緑を満喫しながら、ずっと南まで進んでいくのもおすすめ。通りの先にはJR南武線・谷保駅があり、周辺も近年おしゃれなショップや飲食店が増えているので、国立駅からゆったり歩いてみてもいいかもしれませんね。
◆東側・旭通りの先には、おすすめの銭湯があります
国立駅南口から伸びる3本の通りのうち、最後に紹介するのは南東を向いた「旭通り」。通りが作られた当初は「如水通り」という名前だったそうです。 飲食店などの店舗は、富士見通りや大学通りと比べて、ローカル感がかなり強め。餃子がおいしい&リーズナブルなお店などもあり、さくっと食事を済ませたい場合や、顔見知り同士で気取らずワイワイやりたい日は、この通りがおすすめです。 また、旭通りの特徴はスポーツジムやフィットネスクラブが多いこと。「スポーツクラブ&スパ ルネサンス」「エニタイム フィットネス」など、通りの入り口~末端まで複数店舗が点在しているので、仕事帰りや休日に運動したいなら、旭通りに行けば困ることはなさそうです。 国立駅から旭通りを10分ほど進んだ先にあるのが、現在では市内で唯一となった銭湯「鳩の湯」。近年リニューアルされた内装は美しく、炭酸泉・シルク風呂・ジェットバス・水風呂・サウナ・外気浴スペースと設備も充実しています。 タオルレンタルがあるので手ぶらでも入店できるほか、お風呂上がりには生ビールを片手にくつろげるテーブル&休憩スペースもあって、まさに至れりつくせり! 国立散策やスポーツジムなどでひと汗かいた後にぴったりの「ととのい」スポットです。