『悪魔と夜ふかし』デヴィッド・ダストマルチャン インタビュー 悪魔の実を持つ男の演技アプローチ
「ONE PIECE」Mr.3役への思い
――Netflixシリーズ実写版「ONE PIECE」であなたがMr.3役を演じることを、日本のファンはとても喜んでいます。日本のファンのために、こっそり教えてもらえることはありますか? Mr.3、ギャルディーノを演じられることに僕自身も興奮していますし、正しく演じたいと思っています。僕はロウソクにいつも火をつけているほどのロウソク好きで、ロウソクにはうっとりする魅力を感じるんですよ。撮影はこれから始まるので(※取材日は2024年9月13日)、まだお話しできることはないんですが、現時点で見せてもらったものは凄かったですね。僕に関しても特別なものができあがっていますし、日本の方々に誇りに思ってもらえるような仕事がしたいです。 皆さんにお伝えしたいのは、僕がこれまでマンガを集め、読みながら生きてきたということ。日本の漫画やアニメーションは素晴らしくて、宮﨑駿はもちろん、「バンパイアハンターD」や「ポケットモンスター」「ドラゴンボール」、それから「黒執事」も大好きです。だけど、10歳の息子は僕以上のファンですよ。「ONE PIECE」は全話読んでいるし、アニメもすべて見ている。だから実写版「ONE PIECE」に出ると決まったとき、彼にとって僕は史上最高の父親になったんです。今まで、僕がどんな仕事をしてもかっこいいと思ってくれなかったのに(笑)。 ――ありがとうございます(笑)。『悪魔と夜ふかし』はもちろん、今後のプロジェクトも楽しみにしています。 よかったら、僕が脚本を書いたコミック「KNIGHTS VS SAMURAI(原題)」もチェックしてみてください。日本への深い愛情、そして日本の神話や民話、モンスターに対する愛を表現できた、とても大切な作品です。
取材・文 / 稲垣貴俊