【ハイキュー‼×SVリーグ】ジェイテクト道井淳平はウシワカに立ち向かう烏野に共感 2m級の左利きセッターは今、関田誠大に学ぶ
そして日体大を経て、トップリーグに辿り着いた。チームメイトには、日本代表の正セッターである関田誠大がいる。 「関田さんと一緒なのは刺激になっています。いろいろ聞いて、学べる。ほかのセッターの映像も"どういう動作で上げているか"を確認するために見るんですが、関田さんは違いますね。いつも同じタイミングで入って、同じ動作でトスを上げる。だから相手は(どこに上がるかわからず)反応できない。同じセッターとしても尊敬しますよ」 道井は快活に笑って言う。ただ、関田に対して白旗を上げるつもりはない。 「左利きの選手はどのスポーツも少なくて、宮浦も、西田(有志/大阪ブルテオン)も回転が独特で取りづらいんですよ。今さら遅いかもですが、なんでも器用にできる選手になりたいです。身長が高い日本人選手は器用じゃない印象もあるかもしれませんが、イタリアの(アレッサンドロ・)ミキエレットは2ⅿ超えの左利きアウトサイドヒッターですけど、器用な選手。それが"世界"だと思うので」 その領域に達した時、道井は殻を破っているだろう。 【道井が語る『ハイキュー‼』の魅力】 ――『ハイキュー‼』、作品の魅力は? 「1点の重みが感じられる漫画ですね。烏野が、ウシワカ(牛島若利)を擁する白鳥沢学園と試合をする時の"対エース"という感じも、自分にとっては高校時代に、宮浦や西田のような左利きスパイカーたちと対戦した時と似ている。だから、『ウシワカを止めろ』という感じが『わかるな』って(笑)」 ――共感、学んだことは? 「左利きなので、ウシワカのフォームは『こういう感じだったな』となります。あとは影山(飛雄)。セッターは"当たっている"選手に(トスを)上げるのがいいんですが、日向(翔陽)、東峰(旭)、月島(蛍)などで分散させている感じとかですね」 ――印象に残った名言は? 「白鳥沢学園戦の月島の回想シーンで、音駒のクロ(黒尾鉄朗)が言った『リード・ブロックは我慢と粘りのブロックであると同時に 最後に咲う(わらう)ブロックだ』というセリフですね。『確かにそうだな』と思うし、好きです」