LCRホンダ、今季のMotoGPを戦うカラーリング発表。中上貴晶は出光カラー、ザルコがカストロールカラーのバイク駆る
ホンダのサテライトチームであるチームLCRは、中上貴晶とヨハン・ザルコがMotoGPの2024年シーズンで駆るバイクのカラーリングを正式発表した。 【ギャラリー】LCRホンダの2024年MotoGPバイクカラーリング LCRは例年2台のうち1台はカストロールカラー、中上貴晶が乗るもう1台は出光カラーと、2台のカラーリングを分けるアプローチを採用している。 そしてLCRは2月15日に、緑と白、赤を使ったお馴染みのカストロールカラーをまとったザルコのマシンと、出光カラーの中上のマシンを発表した。 ザルコのマシンは、スピード感を演出するようなストライプ柄となっており、中上のバイクは昨年よりもゴールドが目立つ配色となっている。 LCRは昨年、アレックス・リンスがアメリカズGPで優勝。これがホンダ陣営としてシーズン唯一の勝利となった。 そのリンスは今季、フランコ・モルビデリに代わってヤマハのファクトリーチームに移籍。リンスのシートには、ザルコが座ることになった。 昨年のオーストラリアGPで待望のMotoGP初勝利を挙げたザルコは、今のMotoGPを席巻しているドゥカティのバイクに3年間乗っており、彼の経験は低迷が続いていたホンダを選手権の最前線に押し上げる中で大いに役立つだろう。 一方で中上はチーム在籍7年目を迎え、バイクを開発するうえで継続性をもたらすだろう。 2024年のMotoGPは、カタールGP(3月8~10日)で幕開け。2月19~20日に同地で実施される最後のプレシーズンテストで、各チームが開幕に向けて準備を行なうことになる。
Rachit Thukral