記憶から消したい…。リバプール、21世紀最悪の選手(7)わずか1年半で見切り…。史上最高額だった男
イングランドを代表する名門クラブであるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のリバプールにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する。※在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照
FW:アンディ・キャロル(元イングランド代表) 生年月日:1989年1月6日 在籍期間:2011年夏~2013年夏 移籍金:4100万ユーロ(約65.6億円) クラブ通算成績:58試合11得点6アシスト リーグ戦7位に終わったラファエル・ベニテス政権最終年の2009/10シーズンからリバプールは迷走を極めた。その中でも最大の失敗補強とも言われているのが、当時の英国人史上最高額を更新したアンディ・キャロルの獲得である。 2011年冬の移籍市場でリバプールは激動の1ヶ月を迎えた。1月8日にベニテスの後を継いだロイ・ホジソンが成績不振によって解任されると、移籍市場の最終盤にエースのフェルナンド・トーレスも売却。その代わりに獲得したのがニューカッスルで得点を量産していたキャロルだった。 スピードを活かした裏抜けからの得点が多かった前任者に代わって、新エース候補として迎えられた長身FWだったが、度重なる怪我でチームの戦力になることができなかった。 2010/11シーズンの後半戦はプレミアリーグで7試合にしか出場することができず、続く2011/12シーズンも35試合で4ゴールと結果を出せず。2012/13シーズンは期限付き移籍でウェストハムへと移籍した。 その後、キャロルはリバプールへと復帰することなく、2013年夏に1300万ユーロ(約20.8)の移籍金でウェストハムへと完全移籍。新エース候補として期待されていた男はわずか1年半で見切られてしまった。
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