【新日本】ザック・セイバーJr. 2025年は英開催〝禁断の扉〟に王者凱旋の大野望「相手がAEW勢になったら…」
新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(37)が、2025年の世界戦略を明かした。 ザックは1月4日東京ドーム大会で、海野翔太とのV3戦を控えている。さらに同戦に勝利した場合は、5日の東京ドーム大会で決定している米国・AEWのリコシェとのシングル戦がV4戦となる。 「彼とは世界中で何度もシングルをやってきて、今回ついに日本でできる。だが、リコシェとの試合に関しては、そもそものレベルの差というもの見せたいと思っている。格闘技対エンターテインメントのような、ギャップの差を見せたい。彼にも見せたいものがあるんだろうけど、俺はいい試合をしたい、彼のいいところを引き出したいという考えはない。俺自身の最高の姿を見せたい」と外敵への対抗心をにじませる。 AEWと新日本は協力関係にあり、合同興行「Forbidden Door(FD)」を3年連続で開催している。一方で今年のオカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイを筆頭に、新日本からAEWへの主力選手の移籍が相次いでいる。ザックは「新日本にはさまざまな団体とコラボしてきた歴史があるが、AEWとはまだうまく利用ができていない印象だ。イベントだけでなく、互いに若い選手を送って経験を積ませたり、交換留学のようなことをするのもいいと思う。もちろんFDを日本でやるのもいいと思うね」と持論を展開した。 2025年のFDは英国・ロンドンで開催が予定されている。ザックは「俺の地元での開催だし、もちろんIWGP世界王者として凱旋したい。そこでの防衛戦の相手がAEW勢になったら、トリプルでおいしいイベントになったらと思っている」と豪語。 さらに今後の目標として「新日本の欧州でのイメージをもっとよくして、拡大したいと思う。英国では90年代にユーロスポーツで新日本プロレスを見ることができたんだ。2000年代もケーブルのフリーチャンネルでも見ることができた。俺が子どものころはテレビで見られるものだったし、それを復活させたい。新日本はキャッチレスリングにバックグラウンドがあって、佐山(サトル)さんや(獣神サンダー)ライガーさんが英国で修行していた。そういう深い関係性を取り戻したい」と、公約を掲げていた。
岡本佑介