大谷翔平ドジャース世界一も優勝セールなし ロス移住の31歳女性アナが感じた「文化の違い」
優勝記念グッズ、オンラインで注文すると「到着は来年5月」
今夏から、31歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルスで暮らしています。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っています。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるのでしょうか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ30歳・菅久瑛麻、物価高にあ然……初めての米国生活」。第4回は「目の当たりにしたドジャース世界一とその後」です。 【写真】「真美子さんいるー」とレザージャケット姿…ドジャース奥様会の集合ショット 読者の皆様、こんにちは。大谷翔平、山本由伸選手が在籍するドジャースが、2020年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンになりましたね。今回は喜びに湧く地元ロサンゼルスの様子をお届けしたいと思います。 私が優勝を見届けたのは市内のスポーツバーです。ヤンキースを相手に敵地で王手をかけている第5戦。店内は開始前から、大混雑でした。そして、ドジャースが5点のビハインドを跳ね返して追いつき、ひっくり返す展開。残り3アウトの9回裏になると、ソファーに座っていた人までもが立ち上がり、今か今かとその瞬間を待ちわびていました。優勝が決まると、全員が両手でガッツポーズやハイタッチをし、喜びを爆発させていました。この店では、直後にドジャースカラーのブルーのお酒が無料で配られ、それを手に監督や選手のインタビューを見守りました。 一夜明け、サンタモニカにあるドジャース公式グッズショップDogers Clubhouseでは、ワールドシリーズ優勝を記念したTシャツが店頭に並びました。多くの人が買い求め、私も記念に購入。1枚44.38ドル(約6795円=1ドル153円で計算)でした。また、優勝決定の直後からドジャース公式オンラインショップでは優勝記念グッズを販売。注文した知人によると、「商品の到着予定日は来年5月」と知らされたそうです。一方で、デパートやスーパーマーケットでディスカウントの優勝セールが行われている光景は、全く目にしませんでした。この点は日本との「文化の違い」を感じました。 そして、本日1日(日本時間2日)、興奮冷めやらぬ市内でドジャースの優勝パレードが開催されました。私はパレート開始時刻の2時間半前、午前8時30分に会場に到着しましたが、すでにかなりの人混みでした。取れた場所はスタート地点近くの最前列から5列目。開始を待っている間、何度も「Let’s go Dodgers!」の大合唱や応援グッズのメガホンの音などが鳴り、大歓声が続きました。あまりの興奮ぶりに戸惑いも感じましたが、警察、消防がしっかりと警備をしていたので、大きな混乱はありませんでした。