精神疲労で固まりがちな身体をケアする方法 胸椎や胸骨を柔らかく保つと自律神経が整う
うつぶせに近い状態をとることでバランスが安定。さらに片脚を曲げているので上半身の捻りに対して下半身も安定し、力みを抜きやすいやり方になっています。胸椎が固まっている人は多く、トレーニング開始初期はきつく感じるかもしれませんが、継続的に行いましょう。 ここをチェック! ▶うまく脱力できると、背骨が沈む感覚が起こる ▶左右差があるときは、やりにくいほうを多めに行い、差を解消する ■胸骨をふだんから柔らかく保つ
今回はもうひとつ、見逃されがちな胸骨を整える「胸骨握り解放」もご紹介します。 胸骨とは胸の前側中央にある縦長の平らな骨のこと。ここに指で左右から圧を加え、解放することで固さを改善していきます。 自律神経や精神面に問題を抱えると胸骨が固まりやすく、呼吸が浅くなることにも関係しています。胸骨をふだんから柔らかく保つことで、このような影響を受けにくくする働きがあります。 ここをチェック! ▶握って圧迫したときに圧迫感などがある場合はいったん中止、ほかのリカバリートレーニングをひと通り終えてから再度行う
▶解放したときに胸が広がる感覚を追いかける 大きなプレッシャーがあり精神的疲労を感じやすい場面で、これらのリカバリートレーニングをぜひ取り入れてみてください。
中野 崇 :スポーツトレーナー、理学療法士、JARTA international 代表取締役