会議は座る位置でストレスを減らせる!【40代、50代・疲れ知らずの体をつくる生活術⑦】
3.パソコンのモニターは目線より少し下に
パソコン作業が多い人は、姿勢やモニターの位置がとても重要だ。 「モニターの位置が高いと、目を見開く必要があるので、目が乾き眼精疲労の原因に。少し下にあると、目の開き方が抑えられるので負担が軽減します。また、デスクの位置が高くて、肩をすくめるような姿勢でいると、首や肩のこりにつながり、疲労度が高まります。 パソコン作業をするのに理想的な姿勢は、椅子の背もたれまで深く座り、膝を90度以上に曲げて、両足の裏全体を床につけます。この姿勢で、キーボードの位置は肘を90度に曲げたときに自然に手がかかり、モニターは真っすぐ前を見た視線よりもやや下になるようにします。 キーボードやマウスの使いやすさは人によって違うので、自分に合ったものを選ぶことも大切。一日長時間パソコンに向かう人は、使いやすさにこだわるのが正解です」
4.会議は座る位置でストレスレスに!
会議や数名が集まる席で、どこに座ろうかと迷ったことはないだろうか? 実は、どこに座るかで、相手との関係が変わってくる可能性があるというのだ。 「これはアメリカの心理学者スティンザーが発表した『スティンザー効果』と呼ばれるものですが、たとえば、正面に座った人とは反対の意見が出やすくなります。 そのため、これから打ち解けたいと思う相手の正面には座らないほうが賢明です。テーブルを挟んで斜めの位置で、できたら相手から見て右手を選ぶのがベスト。左側は心臓に近いため、初対面の場合は防衛本能から、警戒される可能性があります。 一方で、初対面でない場合は、左に座ったほうが打ち解けやすくなります。左から話しかけられると、感情に働きかける右脳に響きやすくなるからです」 こうした法則から、会議などでは、正面と両脇に意見が合う人に座ってもらうと、敵対意見が少なくなり、ストレスが軽減されます。 デートなどの場合、カウンターに二人で座る場合は相手の左側に、テーブル席は正面ではなく、相手の左の角を挟んで90度の位置に座ると打ち解けやすくなります」 もちろん、これを実践すればすべてうまくいくわけではないが、心にとめて、こっそり試してみて。