「1時間に50個」も!? 年明けにピークを迎える天体ショー「しぶんぎ流星群」“極大日&観察のコツ” 天文台に聞いてみた
■流星群の合間に星座早見盤で冬の星座を楽しもう
「しぶんぎ座流星群」はピーク時でも常に出現しているわけではないので、合間に「星座早見盤」で冬の星座を楽しんではいかがだろう。日時を合わせるだけでその時刻に見える星座を確認できる便利なグッズで、初心者でも簡単に夜空を楽しめる。 冬の星座は、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座で形成される「冬の大三角形」が有名だが、冬の澄んだ空気の中で流星群の観察とともに、ほかの星座も覚えてみてはいかがだろう。
■流星群を観察するときのマナーや注意点
極大日の観察だが、時間が深夜10時から翌日の5時になるので周囲への配慮を忘れずに。これは住宅地やキャンプ場や山小屋でも同じ。当然、就寝している人もいるため、大声や雰囲気を演出するための音楽は控えてほしい。 また、安全対策として暗闇では足元が見えにくく、場所によっては地面の凍結も考えられるので、転倒を防ぐために事前に足場を確認しておきたい。
■壮大な夜空の天体ショーを楽しもう!
「しぶんぎ座流星群」は空が暗く開けていれば、日本全国で観察できる天体ショーだ。日時と十分な防寒対策を整えれば、流星群を最大限に楽しめる。 毎年好条件に恵まれるとは限らないので、今回のチャンスを逃さず、ぜひとも降り注ぐ流星群を体験してほしい。 スガタ ジュンヤ 宮城県在住。キャンプ・フィッシングなどのアウトドアライター。 キャンプ・海釣り歴20年で、ファミリーでもソロでも楽しめるアウトドアライフを提案。
スガタ ジュンヤ