布団、スリッパ…「来客用アイテム」を手放してすっきり。食器は紙皿でもOKだった
片づけ上手が、来客グッズを持たなくても自宅での集まりや子どものお泊り会を楽しめるアイデアをご紹介。ミニマルな暮らしをしながらもよくホームパーティを開いているという整理収納アドバイザー・Fujinaoさんのケースです。ここでは、手放した来客グッズや代用品について語ります。 【写真】食器は一軍だけにして、来客にも活用
普段から使わない「スリッパ」は、来客用も持たない
わが家は普段から来客が多く、週に3回ほどは放課後に子どもの友達が、1~2か月に一度はママ友や学生時代の友人たちが集まります。 一度に遊びに来るのはだいたい3~6人、多いときには13人くらい集まることも。ですが、来客専用グッズはほとんど用意していません。 たとえば、スリッパは私自身が普段履く習慣がなく、せっかく用意しても来客時にお出しするのを忘れてしまうことが多々あったため、早々に手放しました。
デイリー使いの「一軍の食器」を来客時にも活用
ミニマルな暮らしに移行してからはお気に入りの一軍食器ばかりを普段使いしているので、お客様にもその食器をお出ししています。普段使いの品をワンランク上げたことで、自分たちの毎日の食卓も豊かになりましたし、来客時にも困らなくなりました。 華やかさがたりないと感じるときには、かわいい柄のペーパーナプキンを敷くなどひと工夫をしています。 人数が多くお皿やコップがたりないときには、BBQ用の紙皿や紙コップも出して使います。 あり合わせのものでの対応になりますが、そもそも家に遊びに来る友人は気心が知れた人たちばかり。「美しく完璧なおもてなし」という見栄と固定概念を手放したことで、気楽に来客を招けるようになりましたし、楽しく語らえる時間があればそれでいい、と思えるようになりました。
子どものお泊まり会は「寝具持参」方式で
子どもたちが小学校高学年になるくらいまではお泊まり会が大好きで、友人を2~3人招くこともよくありました。その際にいちばん困るのが寝具の準備です。 最初は家じゅうの寝具やアウトドア用品などをかき集めて対応していたのですが、最終的にはお泊まりに来る子たちには寝具を持参してもらう形になりました。わが家に泊まりに来る子たちは寝袋を持っているので、毎回寝袋でゴロ寝してのお泊まり会です。 寝具持参方式になってからは、お泊まり会前後の大量のシーツ、タオルケットなどの洗濯から解放されて、私自身も非常にラクになりました。 ひと口に「来客」と言っても、どのような関係性の相手なのかでおもてなしの基準も変わってくると思います。また、料理をつくっておもてなしするのが好きな人やテーブルコーディネートを考えるのが好きな人など、それぞれが大切にしたい価値観がどこにあるかも関わってきます。 私は「自分にとってものの持ち方の基準をどこに置くのか」を考えるのが片づけでいちばん重要だと思うので、それぞれの価値観で来客用アイテムを所有するか判断すればOKだと考えています。今回ご紹介した代用アイデアも参考になればうれしいです。
Fujinao