「少し自信を失っているかも。薬は…」沈黙のエムバペにマドリー指揮官が“処方”。サラーもPK失敗、敵将は「結局2人とも人間」
「彼は何度もPKを決めている。外すこともあるさ」
現地時間11月27日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節で、前回王者のレアル・マドリーは、遠藤航が所属するリバプールと敵地で対戦。0-2で完敗を喫した。この結果、相手が唯一の開幕5連勝で首位をキープしたのに対し、2勝3敗となり、ノックアウトフェーズ・プレーオフ出場圏内ぎりぎりの24位に順位を落とした。 【動画】エムバペが痛恨のPK失敗!ケレハーがビッグセーブ 痛恨だったのが、先制点を許した直後の60分の場面だ。途中出場のルーカス・バスケスが、アンドリュー・ロバートソンに倒されてPKを獲得。キリアン・エムバペがキッカーを務めたが、GKクィービーン・ケレハーに完全にコースを読まれ、防がれてしまった。 クラブ公式サイトによれば、カルロ・アンチェロッティ監督が試合後、精彩を欠いたエムバペに言及。心情を慮り、次のように語った。 「ストライカーは得点を挙げるのに苦労し、少しがっかりする瞬間がよくある。彼は少し自信を失っているのかもしれない。上手くいかない際は、物事を複雑に考え過ぎず、時にシンプルにプレーしないと。彼は何度もPKを決めている。外すこともあるさ。 PKを外した後は難しい瞬間だろう。解決するための薬は辛抱だ。ハードワークし、戦わなければならない。そうしているうちに辛い瞬間は過ぎていくもんだ。まあ彼はよく働いているし、上手く適応している。彼は並外れた選手だから、私たちは我慢しなければならない」 このビッグマッチでは、相手エースのモハメド・サラーも69分にPKを失敗。敵将のアルネ・スロットは、「2人とも人間であることを示したね」と口にした。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部