メキシコ、利下げペース加速はより困難に 不確実性増す=副総裁
[メキシコ市 3日 ロイター] - メキシコ中央銀行のエスピノサ副総裁は、政策金利引き下げのペース加速はより困難になっているとの認識を示した。ブルームバーグが3日に報じた。 不確実性が増していることが背景だとし、より緩やかなアプローチが望ましいと強調した。 中銀が先月28日に公表した11月の金融政策決定会合議事要旨で、物価上昇率鈍化を背景に追加利下げを視野に入れつつも、拙速な行動は慎みたいとの政策委員らの認識が判明した。 中銀は11月14日の会合で、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げて10.25%とすることを全会一致で決定した。 エスピノサ氏は「現時点では、より積極的な動きに向けた適切な条件が整ったと判断するには多くの変更が必要」と述べた。