次の台風の卵?新たな熱帯低気圧が発生へ 発達して北上 本州に接近予想も 台風21号になるか 気象庁&アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【11月3日までの雨・風シミュレーション】
日本の南海上で熱帯低気圧となる可能性がある雲域について「98W」としてオレンジ色の丸で示されて監視対象となっています。JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると24時間以内に定めた基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性が高いことを示しています。 LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み アメリカ海洋大気庁(NOAA) アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報結果です。まだ予報はあまり定まっていないモノの、北上して日本のすぐ南の海上へと進んでくる可能性を示すデータもあります。 【画像で見る】11月3日までの雨・風シミュレーション ■ヨーロッパモデルも東日本方面へ接近の可能性を示唆 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) ヨーロッパ中期予報センターでは、予想時刻までの48時間以内に、風速17m/s以上の熱帯低気圧が300km以内のエリアに入る確率を示した予想データを発表しています。その結果を見てみましょう。 フィリピン周辺にある台風20号とは別に新たな熱帯低気圧が発生する可能性が高いエリアが出現して、来週前半にかけて西よりへと進む可能性を示しています。 その後は北東方向へ向きを変えて日本のすぐ南へと進んで本州の南岸へと接近する可能性があると予想しています。 【画像で見る】11月3日までの雨・風シミュレーション ■11月スタートは台風接近?日米欧3か国のモデル予想結果比較 それでは日米欧3つの予報機関のアンサンブル予報で示された11月1日(金)21時の結果をみてみます。 「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するもので、11月1日21時の天気図をみると、まだかなりバラツキが大きいことがわかりますが、発達して台風となるとみられるものや、本州付近にかなり接近する結果も存在しています。
気象庁(JMA)アンサンブル予報結果(11月1日21時)を確認 アメリカ海洋大気庁(NOAA) アンサンブル予報結果(11月1日9時)を確認 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)アンサンブル予報結果(11月1日9時)を確認 ※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください。 【画像で見る】11月3日までの雨・風シミュレーション
中国放送