【オールカマー】「連対なし」該当のレーベンスティールは無印 本命はプラスデータ2つのサヴォーナ
混戦の予感
オールカマーのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「牝馬」 B「4歳」 C「前走GⅠ」 D「前走3着」 E「前走1番人気」 【好走率ダウン】 F「前走10番人気以下」 【勝ち馬なし】 G「前走3~5番人気」 【連対馬なし】 H「7歳以上」 I「前走OP」 J「前走1800m」 プラスデータは5つあるが、最も多く持っているのは、サヴォーナ(BE)、サリエラ(AC)、レーベンスティール(BE)の3頭。最多でも2つと今年は混戦の予感だ。 今回のプラスデータは、いずれも強いデータといえる。なかでも勝率28.6%、連対率、複勝率42.9%のE「前走1番人気」が目立っている。ほかでは複勝率48.1%のB「4歳」が強い。 BEをともに持っているのがサヴォーナとレーベンスティールの2頭。レーベンスティールは連対馬が出ていないJ「前走1800m」に該当しており、無印とする。というわけで本命◎はサヴォーナとする。 AC持ちのサリエラも勝ち馬が出ていないG「前走3~5番人気」に該当しているが、連対馬は出ており、相手候補なら問題ないと判断したい。 あと、プラスデータを持っているのはキラーアビリティ(C)、ステラヴェローチェ(D)、ニシノレヴナント(B)、ヤマニンサンパ(C)の4頭だ。 ニシノレヴナントは連対馬が出ていない「I」に該当するので除外。残る3頭もマイナスデータを持っているが、連対馬を出しているデータでサリエラと同じく相手候補として考える。 C「前走GⅠ」とD「前走3着」の比較だが、相手候補として考えるなら勝率より連対率を重視。C(29.4%)の方がD(21.4%)より連対率が上で、Dを持つステラヴェローチェは5番手とする。 Cのキラーアビリティとヤマニンサンパのどちらを上に取るかだが【2-2-1-9】と実績のある宝塚記念に対し、大阪杯はサンプルが少ないが【0-0-0-2】とまだ馬券に絡んだ馬がいない。 よって、宝塚記念を走っていたヤマニンサンパが3番手、大阪杯組のキラーアビリティを4番手とする。 ◎サヴォーナ ◯サリエラ ▲ヤマニンサンパ △キラーアビリティ ×ステラヴェローチェ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 今週の月曜に佐賀競馬場で行われる予定だった鳥栖大賞は、雷雨のため中止に。当日のレース映像を見れば分かりますが、水たまりができて、とてもじゃないが走れる状態ではなかった、とのこと。同じく佐賀で行われた8月のサマーチャンピオンは、台風のため延期。佐賀の馬場状態が心配です。
門田光生