鈴木彩艶が所属の昇格組パルマは残留以上を目指せるのか、OBの答えは?ナポリ戦にも言及「スズキが退場していなければ…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】日本代表GK鈴木彩艶が所属する昇格組のパルマは、ここまで強豪3チームとの対戦で好パフォーマンスを示しており、OBで元指揮官のルイジ・アポッローニ氏が見解を示した。 【動画】日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)セーブ集 カルチョでさっそく好セーブ連発!日本の守護神へ成長続く!
元アビスパ福岡指揮官のファビオ・ペッキアの下、セリエBで優勝を飾り、今シーズンのセリエAへと臨んだパルマ。開幕戦では、フィオレンティーナを相手に引き分け、第2節ではミランから金星を奪い、第3節ではナポリに敗れたものの、鈴木彩艶が退場するまで、リードして優位に試合を進めていた。 3年ぶりのセリエAの舞台で健闘を見せるパルマについて、OBで2015年から2017年にかけて指揮官を務めた経験も持つ、ルイジ・アポッローニ氏が、ローマの地元メディア『Tag24』のインタビューで見解を示している。 元パルマ指揮官は、「パルマはものすごいシーズンスタートを切ったが、残留以上の結果を夢見ることは可能なのか?」との問いに答えた。 「プレシーズンから好感触はあった。パルマの選手たちの姿勢やパフォーマンスを見て、きっと良い成績を残すだろうと期待していた。もちろん、これまでの結果は素晴らしい。クラブを始めとして、監督から選手、ファンに至るまで、全員の功績と言えるだろう。全員が同じ方向へ漕ぐことが重要なんだ」 「パルマは、セリエA残留へ向けて土台を築いているところであり、それが最低限の目標と言える。その後、時間の経過と共に、ハードルを上げることを考える可能性もあるだろう。しかしセリエAのカテゴリーを維持することが大切だ。このクラブは、若手を中心としていて、3年前から取り組みを続けてきたことは、有利に働くだろう」 続いてアポッローニ氏は、パルマが第3節のナポリ戦において、鈴木の退場後、後半アディショナルタイムに2点を奪われて1-2と逆転負けをしたことを振り返り、ペッキアのチームを称えた。 「ナポリを敵地でロープにまで追い詰め、重要なパフォーマンスを見せた。パルマは悪くなかった。スズキが退場していなければ、こんな結果にはならなかったはずだ。数的不利の影響を受けたが、試合自体は卓越したものだった」 「選手たちは個の力を示したが、特に重要だったのはチームプレーだ。それから勝者の指揮官(アントニオ・コンテ)のいる強豪が相手で、環境も簡単ではなかったことを忘れてはならない。ポイントは獲得できなかったが、今後の見通しは明るい。それに選手たちは、ビッグクラブに対して、どのように向き合うべきかを学んだはずだ」 最後にパルマOBは、自身が注目する古巣の若手選手の名前を挙げた。 「良いパフォーマンスを見せている若手選手がたくさんいる。(デニス)マンや(アンジュ)ボニーへ目が行きがちだが、(アレッサンドロ)チルカーティや(ウォヨ)クリバリもいる。それから(アドリアン)ベルナベも忘れてはならない。私は彼が大好きだよ。彼らは重要な選手たちで、このチームの付加価値となり、シーズンを通して重要な役割を担うだろう。どんな相手でも困難に陥れることができるクオリティを持っている」 試合情報 パルマ vs ウディネーゼ 試合日時:2024年9月17日(火)日本時間1:30 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
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