コスパ最悪なのは? アーセナル年俸ランキング1~10位。活躍と金額が見合っていないのは?
「年俸」はサッカー選手を評価する指標の一つだ。世界的名門アーセナルで最も高額な給与を手にしているのは誰なのか。今回はアーセナル所属選手の年俸ランキングを紹介する。※推定年俸は『Capology』を、スタッツは『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。 【画像】アーセナル最新スタメン&フォーメーション
10位:ベン・ホワイト(イングランド代表) 生年月日:1997年10月8日 推定年俸:906万ユーロ(約12.7億円) 23/24リーグ戦成績:35試合4得点4アシスト 10位には906万ユーロ(約12.7億円)の年俸を受け取るイングランド代表DFベン・ホワイトがランクインした。 サウサンプトンとブライトンのアカデミー出身のホワイトは、2021年夏に5850万ユーロ(約81.9億円)という高額な移籍金でアーセナルに加入した。リーズ・ユナイテッド時代にマルセロ・ビエルサ、ブライトン時代にグレアム・ポッターという2人の戦術家の下でプレーしたことから戦術理解力に秀でており、ミケル・アルテタ監督のサッカーにもすぐにフィット。1年目はCB、2年目以降は右SBとして不動のポジションを築いている。 攻守どちらにおける万能性に加えて、高く評価されているのが稼働率の高さである。アーセナル加入以降はほとんど怪我での離脱がなく、今シーズンは公式戦50試合のうち49試合に出場している。常にチームに貢献できることは何より評価されるべきポイントであり、今年3月には2028年夏までの新契約にサインした。この契約延長で906万ユーロ(約12.7億円)の昇給を勝ち取った。
9位:オレクサンドル・ジンチェンコ(ウクライナ代表) 生年月日:1996年12月25日 推定年俸:906万ユーロ(約12.7億円) 23/24リーグ戦成績:26試合1得点2アシスト 9位には906万ユーロ(約12.7億円)の年俸を受け取るウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコがランクインした。 マンチェスター・シティ時代にジョゼップ・グアルディオラによってトップ下から左SBへとコンバートされたジンチェンコは高い技術力の持ち主だ。今ではミケル・アルテタ監督のチームでもSBを内側に絞らせる“偽SB”が浸透しているが、それはこのウクライナ代表DFが加入した2022/23シーズン以降のことであり、現戦術をチームに落とし込む上で極めて重要な存在となった。 誰も予想できない神出鬼没なポジショニングから1本の縦パスで決定機を作るなど、ファイナルサードでの貢献度が高い一方で球離れやビルドアップ時の立ち位置の悪さが目につくことも。直近のプレミアリーグでは2試合連続で出番なしと序列を落としている。現行契約は2026年夏までで、来シーズンからオランダ代表DFユリエン・ティンバーが本格復帰をするとなれば今夏の移籍の可能性もあるかもしれない。