希望しかない! 海外でプレーする10代の日本人選手(8)欧州ではなく南米へ!? 激しい競争に臨む19歳
現在は日本代表の大半を欧州組が占めており、海外クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。
FW:貴田遼河(きだ・りょうが) 生年月日:2005年7月15日(19歳) 所属クラブ:アルヘンティノス・ジュニアーズ(アルゼンチン) 2024リーグ成績:2試合0得点0アシスト(セカンドチーム) 多くの若手が欧州のクラブへと移籍する中、ロサンゼルス五輪世代のエース候補である貴田遼河は、2024年2月にアルゼンチンの名門アルヘンティノス・ジュニアーズへの期限付き移籍を決断した。現行契約では2025年末までとなっている。 過去にもJリーグから南米のクラブに移籍する例はあった。ヴィッセル神戸の佐々木大樹は18歳の時に1年間パルメイラスU-20でプレーした経験があり、遡れば元日本代表FW高原直泰も22歳の時にボカ・ジュニアーズへと期限付き移籍している。 こうした前例はいくつかあるが、昨今の欧州ブームとは一線を画す南米クラブへの移籍は話題を集めた。1年目は怪我に悩まされた影響でセカンドチームでもほとんど出場機会に恵まれなかったが、2025年シーズンはより多くの試合に出場することが期待されている。 アルヘンティノスのトップチームに目を向けると、貴田と同じストライカーの選手がローンバックした選手を含めて8人と熾烈を極めており、出場機会を得ることはかなり難しそうだが、そこを目指してまずはセカンドチームで結果を残すことに期待したい。
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