みそ汁に「だしパック」は手抜きですか? 夫に「ちゃんとダシをとったほうがいい」と言われたのですが、違いって正直あるんでしょうか…?
スーパーやコンビニなどでよく見かけるだしパックを使えば簡単にだしが取れるため、使用する人は多いのではないでしょうか。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証 では、きちんとだしをとる場合とだしパックでは違いがあるのでしょうか、本記事で詳しく解説します。
だしパックとは
だしパックとは、かつお節や煮干し、昆布などの天然素材を粉末状にしたものが専用の袋に入っていて、お湯の中に入れてだしをとれる製品です。100%天然素材のものもあれば、食塩や調味料などが含まれているものもあります。
だしをとるのと違いはあるの?
食塩や調味料、添加物などが含まれている場合、素材からだしを取った場合と風味や味が変わります。しかし、天然の素材だけで作られたパックだと、素材でだしをとった場合と味にさほど違いはないでしょう。 食塩や調味料、添加物が含まれているだしパックに比べて、天然素材のだしパックは価格が高くなっています。なお、塩分や調味料の入っていないだしは、無塩にもかかわらず香りや風味があるため、味を付ける際に塩分を減らせます。 天然素材のだしバックは、16袋246円(税込)から10袋612円(税込)のものなどさまざまなものがあります。 素材からだしをとる場合では、かつお節に昆布、シイタケなどをそれぞれ購入しなければならず、100円ショップで購入しても1個100円を超えてしまううえ、入っている量も少量です。そのため手間を考えると、だしパックはおすすめです。
顆粒だし・液体だしは手抜き?
だしパックと同じように、手軽にだしを作れるものに顆粒(かりゅう)だしや液体だしがあります。これらはお湯に入れるだけで簡単にだしを作れて便利ですが、手抜きと感じる人もいるかもしれません。 しかし、液体だしはカツオだしや昆布だし、白だしなどさまざまな種類があり、料理に合わせて使い分けができるなど、それぞれに優れた点もあります。 ただし、顆粒だしや液体だしは、大抵のものに調味料や添加物が含まれているため、素材でとっただしや天然素材のだしバックに比べると、香りや風味は劣ってしまうことがあります。 価格も、顆粒だしは120グラムで414円(税込)や450グラムで429円(税込)など、液体だしは500mlで147円(税込)や1Lで436円(税込)などと、だしパックよりも高い傾向にあります。しかし、お湯や水に入れて使うため、少しの量でたくさんのだしを作ることが可能です。 そのため、忙しいときは顆粒だしや液体だしを使い、時間があるときは素材からだしをとったり、天然素材のだしバックを使ったりして、だしの香りや風味を楽しむなど使い分けるといいでしょう。