岡田監督に評価されず…?阪神、前年から1軍出場がない選手(6)大卒社会人はラストチャンスか
昨季は岡田彰布監督が指揮官に復帰し、38年ぶり2度目の日本一に輝いた阪神タイガース。若手選手や新戦力が頭角を現し、チームの大躍進に貢献した一方で、一軍では戦力になれなかった選手も少なくない。そこで今回は、前年からいまだに一軍出場の経験がない選手を紹介する。
豊田寛
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/88kg ・生年月日:1997年4月28日 ・経歴:東海大相模高 - 国際武道大 - 日立製作所 ・ドラフト:2021年ドラフト6位 岡田彰布監督就任以降は、一度も一軍昇格がない豊田寛。今季は勝負のシーズンとなりそうだ。 東海大相模高時代には、3年夏に4番打者として甲子園優勝を経験。日立製作所では強打の外野手として活躍し、2021年ドラフト6位で阪神タイガースに入団した。 プロ1年目の2022年は、開幕直後に一軍昇格して5試合に出場。しかし、7打数無安打と結果を残せなかった。 ファームでも80試合に出場したが、打率.243、4本塁打と寂しい数字に終わった。 昨季はファーム暮らしが続き、一軍出場はゼロ。二軍では93試合に出場し、打率.271、2本塁打と前年より確実性を高めたが、長打力は影を潜めた。 今春はチーム内で熾烈なレギュラー争いが繰り広げられていたが、二軍調整が続いて競争に絡むことはできなかった。今季でプロ3年目の27歳となるだけに、まさに正念場を迎えている。
ベースボールチャンネル編集部